Cry for the moon |
黒鶫 |
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2005年09月22日(木) 全てを知るような瞳で。 前から欲しいと想ってた本を買った。 保健所の収容施設に入れられた死を待つ動物達の写真集。 僕が17くらいの時に 捨て犬を救う街という本を読んだのが保健所という施設に 疑問を持つキッカケとなった。 年間40万等近い犬・猫が 殺処分を受けている現在、その処理の仕方は1匹1匹に 安楽死の注射を刺すのではなく 生きたまま、狭い部屋に入れられてガスを充満させて殺すという方法で 処分をしている。 保健所の施設の人は大概、苦しまないで死んでいきますよ。と 説明をするが実際はそんな訳が無い。 子猫や子イヌの様な類は 麻袋に生きたまま数匹まとめて入れられ口を縛り 其の状態でガス室に入れられる。 十分にガスを充満させ窒息死させたら ガス室の床が開き、その下の焼却炉へと落とされる。 一日の処分分の動物の灰をスプーン1杯だけ取り あとは捨てられる。ゴミとして。 これが現在の日本の保健所での殺処分のしくみです。 迷子犬でつれてこられた犬は地方自治体にもよりますが 2〜3日は収容されます。 飼い主の手によって連れ込まれた犬は その日のうちに処分されます。 つれて来られる理由はそれぞれ。 飼われていた家から逃げて迷子になってつかまった犬 病気になったからとつれてこられる犬 引越し先で飼えないから 赤ちゃんが出来て困るから 赤ちゃんが生まれて困るから 大きくなりすぎた 声がうるさい 年を取り、最後を看取るのが嫌 可愛くない こんなくだらない理由で 自分達の我侭だけで 簡単に保健所に動物を捨てていくのです。 動物達がどう育つかは全て飼い主の責任です。 飼ってる動物が 逃げ出さない様にリードで繋いだり逃げ出さないようにするのも 子供が出来ないように不妊・去勢手術するのも 吼えない様に躾けるのも 病気にならないようにするのも 全て飼い主の育て方一つでどうにでもなる事なのに 人間の勝手だけで 簡単に殺されるんです。 可愛くないだ、最後を看取るのが嫌だなんて言うのは 身勝手にもほどがある。 生きてる価値すら無い。 今日買ったその本に写る犬や猫達の目は 見れたものじゃないです。 僕は外で読んで、泣くのは嫌だったので家についてから 改めて読んで泣きました。 その捨て犬を救う街を読んだときもありえないほど泣いたけど。 猫を飼うにあたって よく外に出してあげるのが猫にとってもいい。と言いますが それは大きな間違いですから。 猫は決して広いテリトリーが欲しいわけではなく 自分が安心して住めるテリトリーがあればいいのです。 外に出ると感染や虫、病気などの原因を貰うだけじゃなく 事故という最大の敵もいる訳ですから 家猫である事が不幸という考えは取り合えず間違いですからね!! まぁこの手の話するともう 言いたい事とか止まらないんでキリが無くなるんですけどね。 自分のしたい仕事に関係があるっていうのもあるし。 まぁとにかく 「どうぶつたちへのレクイエム」っていう本を 読む機会がありましたら是非ぱらっとめくってみてくださいな。 あ、出来れば「捨て犬を救う街」も。w どうぶつ〜の方は小学生でも読めるわかりやすい本 捨て犬〜の方は少し難しいですけど 現状を知る。という意味では素晴らしい本だと思います。 |
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