テレビザッキ
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メモ
面白そうな企画の時しか見なくなった番組だけど、今回は予告を見て面白そうだったので楽しみにして見た。ナイナイ結成15周年と岡村さん35歳誕生日企画として、ナイナイ二人きりでデートするという企画。他局「ハニカミ」のパロディ。面白かったー。
本人達による当日の回想。岡村さんはボケて、矢部ッチは苦々しい感じで当日を振り返るという、その対比もまさにボケツッコミのサガ、という感じで面白かった。岡村さんの「手を繋いだ時(矢部の)指が繊細で、ピアノマンみたいだな…ピアノマンだって思いました」、矢部ッチの「(桑田圭祐のマネで歌わされたのは)汚点です」あたり特に好き。
ショップで色違いのキャップを斜めにかぶり、バングルを見る二人。「アクセサリーみたいなんいらんのかいな」「しゃれてますね」「濱口こんなん付けとったぞ、さっき」「ねぇ」とボソボソ喋る姿がオモロ可愛らしすぎた。
1992年に取れた「ABCお笑い新人グランプリ」の受賞時に着ていたのと同じような服を着てお酒を飲む二人。当時リアルタイムで見てたけど、岡村さんは一番トガってた時期だったと思う。「天然素材」でユニット売りにされて、キャーキャー言われてる状況を嫌がってたというか。当時のVTRと今現在の二人を見比べると、ほんといい顔になってるなーと思った。男前になってる。
お笑いコンビが醸す空気って千差万別だと思う。今日見て、ナイナイは根底にしっかりとあるのはやっぱり「高校部活の先輩後輩」なんだと思った。友達ではなく、あくまでも上下関係はあって。でもそれがありつつも後輩の方がしっかりしてるという感じ。その「部活」の持つ青くさい感じを無くしきっていない所がナイナイの素敵な所でもあり、個人的に凄く好きな所でもあるんだと思う。
最後はサッカーボールを蹴りながらお互いの良いところを言い合っていく。ここはめちゃイケの狙いとおり素直に単純に感動してしまった。最初は照れながらも、段々と素直に自分の言葉で相手の好きなところを口にする二人。中でも岡村さんが矢部ッチに言った「お前が吉本に誘ってくれへんかったらどないもならんかったで」はジーンときたなー。それに対して「コンビ組んでくれてありがとうございます」と返す矢部ッチ。お互いに「そんなふうに思ってくれてたんだ」と確認できて、その瞬間は素で気持ち良さそうだった。「最高や」「気持ちエエわー」という言葉のままに。
そのまま感動で終わらせるのではなくて、感動の要素を散々散りばめながらも最後はおとして笑いに持っていくというこの番組のパターンが好きなので(一番印象に残ってるのは、年明けに生放送でフルマラソンを走りきった岡村さんにゴール地点のスタジオで「走るのは5kmでよかったんですよ」とめちゃイケメンバーが言い放った企画)、今回のは本当に良かった。感動のみで終わらせることも絶対出来たはず。というか、その方がやりやすいし一般視聴者の共感も簡単に得られたと思う。でもそこを外すのがめちゃイケらしいなぁと思って、なんかそれが良かった。
いいもの見せていただきました。ナイナイはやっぱりいいコンビ。
チズ
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