感情という乗り物...めがね

 

 

言葉は時間の狭間で消えうる - 2005年03月25日(金)

自分からはうまく言えない
というのはなんだか今の自分は黒い闇に包まれている
近寄って欲しくない
迷惑かけるぐらいなら最初から相手にして欲しくない

自分を守るつもりはない
ただ自分ほど大切なものはない

「寂しい」とか口にするのは大概その言葉が頭の中を離れないから
ちょっと言ってみたかっただけで

本当に心から寂しい時というのは体が言うことを聞かず
好き勝手に暴れだす
忘れたいことも忘れられずに

朝焼けもまだ来ない時間に
なんとなく空気がふと思い出させる

たぶん君も何も隠しているわけではないし
後ろめたいことがあるわけでもない

でもこれを口にしても理解されることはない
たまたまわかってくれたのはその日の気分がそうさしてくれただけで

思考の奥深くで渦が巻いている
いつまでもそんな景色を見ている

大人になるごとに嘘をついている
鋭い感覚も失っている気がする
もう心底ウンザリだと思っている

本当に寂しいのはもう二度とあの雰囲気は戻らないという
なくしたものを嘆いているわけでもなく
その時の自分の気分とどこかのあなたの気分がたまたま合って
なんの躊躇もなく疑問も浮かばず
川に水が、山に木があるようなそれぐらい当たり前のことだった

物語を待っている
だけどもう餓えたりしないし
あと一つのセリフが聞きたい

ただそんなことを思い出させる


...




My追加

 

 

 

 

INDEX
past  will

Mail Home