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6が振り返ってまた戻る - 2005年06月23日(木) 6月の記憶があるとしたら、湿った空気のどこかの廃墟の屋上 終末願望も期待も約束もなにもなければただ空気がじっとりしている 空はきれいに見える。曇りがちな空。今にも台風がやってきそうな危うさを秘めて 意識することがあるとすれば、もうすぐ夏が来るということだけ ただそんなことはあまり具体的に考えず、どうしたら自分の躯は軽くなるんだろうとか 虚ろな目で考えてた。明るくなるまでずっと 変わりたい。不安。切ない。孤独。 そうだったタバコを探してた 目に見えるものと見えないもの 手で触れられるもの触れられないもの 一本の細い鎖で繋がれている生活 他人の小さい仕草でも一瞬で駄目になる。崩れることがある 何かわかるたびに選択肢は減り 生き延びてる自分の微かな息の根を止めようとする 過剰な期待はもうどこにもない ただ時が過ぎ去り身を置くべき場所も見つからず 一瞬で記憶中枢ごと持ってかれた 風の通らない部屋で眠るようにいる ...
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