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苺いちごイチゴ! - 2006年04月03日(月)

パティシエという職業柄、いろんな種類の食材を
口にできる機会が多い。
中でもフルーツ、苺に関しては、この職業のおかげで
いろいろな産地のものを目にする。

とりあえず、おいしくない物の代表格としては、
アメリカ産苺。(笑)
これはもう、どうしようもないほど味も見た目も
悪い上に工程上の使い勝手が悪いときたもんだ。

5月下旬ぐらいには、一般の市場(スーパー等)からは
苺の姿は見られなくなると思います。
実際にはものっすごく高額な北海道産の苺なら手に入る
のですが、1パック1200円とか1500円の世界ですし。

では国産苺が手に入らない夏期の間、ケーキ屋さんは苺の
調達をどうしているかというと、もうアメリカ産を
使うしかないわけですよね。

そりゃ、よっぽど原価をかけてそれなりのお値段を
取っているこだわりのお店ならいざ知らず、普通の
しがないケーキ屋さんは、ほぼ100%アメリカ産を
使用していると思います。



関西地方に住んでいた頃は、地元産はもちろん、
九州産を主に使っていました。
熊本、佐賀などのさがほのか、とよのかは有名どころ
ですよね。最近はあまおうなんてのも流行ってますが。

で、関東在住の今は、もっぱら東日本産のものを
使うことが多いのです。
西は静岡の章姫やべにほっぺ、それから少し北上して
栃木のとちおとめ、季節が進むにつれて少しずつ
産地が北の方に移動していくため、宮城産や秋田産の
苺も登場します。
最終的には、北海道産。

これが終ってしまうと、日本の国産苺のシーズンは
終了。(6月)
そしてまた11月の下旬くらいから国産が出回ると。

シーズンを通して使うことが多いのは、栃木県産
『とちおとめ』。
これは、もんのーっすごくレベルが高いと思う。
私の中では、全国一。
もちろん、農家それぞれにより多少の当たり外れ
(というより好みの問題?)はあるものの、偏差値の
高さは群を抜いていると思います。

苺にもいろいろサイズがあり、SS,S,M,L,LL,A,B 等に
分けられます。

SSからLLまでは、それぞれ粒の揃ったものが1パックに
入っており、主に飾り用として使います。

聞きなれないのはAとBだと思うのですが、Aというのは
やたらめったらバカデカイやつ。(笑)
よくスーパーで見かけるタイプは、多分Aだと思う。
大きさも形もバラバラなんだけど、味としてはピカイチ。
逆にBは、超がつくほど小粒ちゃんのタイプ。これも
色も形もまちまちです。

AとBは、ケーキの間に挟んだり、ジャムにしたりと
原形をとどめないものに使うことが多いです。

すっごく昔は、苺の季節になると毎年張り切って
苺ジャムを作っていましたが、自腹で作るとなると、
原価の高いこと高いこと!
安い苺でも、200円とか300円しますよね?
満足のいく量を作るために必要な苺の量といったら、
相当なもんですから。(笑)

アヲハタで充分でございます・・・。

*****

私が個人的に好きなのがとちおとめと書いただけで、
苺それぞれに個性があります。
お肌の柔らかいもの、ワインのような芳醇な香りを
持つもの、大きさで勝負するもの、さまざまです。

せっかく苺の季節ですから、食べ比べをしても
おもしろいと思いますよ。
コンデンスミルクは不要です!





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