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ひいばあちゃんへ。 - 2007年12月30日(日)

朝イチの新幹線に乗って、一路故郷へ。
2人なのになぜか駅弁は4つ買って、指定席へと乗り込みました。
新大阪で降り、そこからさらに特急に乗り換えて2時間の
道のり。

早く出たおかげで午前中には実家近くの駅に着き、そこからは
父の車を借りて恒例の親戚めぐり。
まず最初に会いに行ったのは、もちろんひいばあちゃんです。

ひいばあちゃんは個室に移されており、1人で寝てました。
前日の食事は全く取らず、その日の朝食も食べていないとのこと。
お医者さんいわく、
「もうあと2〜3日でしょう。三が日越えられるかどうか・・・」

大きな声で話しかけてみると、一瞬目を開けてうっすら笑みを
浮かべたりするものの、もう言葉は全く話せません。
こちらのことが分かっているのかどうかも怪しいところ。

ひとしきり話しかけたり身体に触れたりして、帰ってきました。

*****

(後日談)

結局ひいばあちゃんは、私たちが帰る1月2日の早朝、息を
引き取りました。
まるで、親戚一同が田舎に帰ってくるのを待っていたように。

私と、義妹(弟の奥さん)は妊婦ということでお通夜と告別式
への参加は控えることになりました。

田舎の風習とかお年寄りの考えとかはよく分からんけど、
妊婦は参加すべきではない、ということになったらしく。
まあ、葬儀の場とかって寒いしね・・・。
そんな場所に妊婦を何時間も居させられないという周囲の
気遣いでしょうか。

てことで、予定通りの電車で帰京してきました。

今、思い出せるひいばあちゃんの顔はいつも笑顔だったな。
入院した先の看護士さんも、老人ホームの介護士さんも
口を揃えて言っていたけれど、ひいばあちゃんはいつも
明るくておもしろいから、話しててとっても楽しい、と。

痴呆の症状はもうずっと前から出ていたけど、痴呆症の
老人にありがちな、ひがみっぽい台詞や他人に攻撃的なことを
言うことも全く無く、いつも朗らかで明るい人でした。

もちろん、ボケてるから話の辻褄は途中から合わなくなって
くるんだけど、それも明るく笑って聞けるようなネタみたいな
話でした。

「ベッドの横に置いてあったお菓子を、像と狸が持って行った」
とかね。(笑)

他人が財布を盗んだとか言い出すと困ったさんだけど、そんな
こともなかったみたいです。
ひいばあちゃんのお菓子や果物を盗んでいくのは、いつも
動物たち。
楽しいお話でしたよ。

いつもいつも、私を一番にかわいがってくれてありがとう。
私からのハガキを一番楽しみにしてくれてありがとう。
私の結婚を喜んでくれて、妊娠を喜んでくれてありがとう。
ひいばあちゃんに抱っこしてもらえないのがすごく残念で
なりません。
ひいひいばあちゃんがいるなんて、すっごく自慢できる
ことなのにな。

流産してなかったら間に合ってたな〜なんて、考えても
仕方のないことが頭をよぎります。

何年も何年も同じベッドの上で、天井ばっかり眺めて
暮すのは、もう疲れたよね?
ゆっくり安らかに眠ってください。
ひいばあちゃん、ありがとう。


...

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