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命名 グランメゾン - 2026年04月24日(金)

決めました。
表題のとおりです。
私が今働いているお店は「グランメゾン」なので、そう呼ぶことにします。

働き始めて1ヶ月経ち、色々な人から
「新しいとこ、どう?」
と聞かれることが増えてきました。

入って1〜2週間の頃はまだ感じられなかったけれど、1ヶ月経った今なら言えます。

「しっくり来てます」

と。
そう。
しっくり来ているのです。

洗練された店構え、それに恥じぬスタッフの高い志、会釈・敬礼・最敬礼の
角度の正確さから、食材のみならず設備や備品ひとつ取っても不備や不足、
どこにも故障のない厨房、今どきあんな店あるんだなと心底驚いている。

現在、飲食店はどこも経営が厳しくて、削れる経費は何とかして削ろうと
しているところが多いのが現状です。
それは決して悪いことではない。

でも働いている身としては、地味に地味に少しずつ抉られていくんですよね。
気付かないほど少しずつです。

故障した設備をだましだまし使うこと、メーカー品だった備品が、いつの
間にか誰かが自腹で買い足した100均商品に成り代わっていくこと、
ブランド食材がノーブランドに、メーカー品だった調味料がPB商品に…。

ひとつひとつはとても些末なことで、ちょっとした不具合や故障なら少しの
工夫で乗り切れるし、別に〇〇酒蔵の調味料じゃなくてPB商品になった
ところで作る手間は変わらないわけで、毎日少しずつ変化していくもんだから
その瞬間にはあまりストレスは感じていないように思うけれど。

今の店に来て、全ての設備・備品・食材が「メーカー品・純正品」で、しかも
それが潤沢にある状態であるのを見て、心がスッキリ晴れた感じすらして
いるのです。

あー、なんかすごくしっくり来るー

って思えました。

古巣のお店なんかは、途中ものすごいケチな支配人になったときにどう考え
ても無茶な経費節減を強いられていた時期があって、さすがにあれはやり過ぎ
だよなと思ったよね。

業務用のパワフルな掃除機が壊れてしまって、その後買い替えたのが聞いた
こともないようなメーカーの安っすい華奢なコードレス掃除機だったりとか。
「いやいや1人暮らしの1Kじゃないねんからこんな細っそい掃除機でこの広い
店内どうやって掃除すんねん」
と。

実際に清掃を担当するスタッフからは非難轟々だったけれど、支配人は
どこ吹く風で。

案の定、吸引力が弱いので掃除に時間はかかるわゴミは吸わないわで最悪
だったよ。

キッチンはキッチンで、ギリギリの消耗品発注をさせられるが余り、今使い
たいアルミホイルが無い!とか。
キッチンペーパーが午後にならないと届かない!とか。

もうね、業務効率が落ちる一方だったよね。
余計なところで足を引っ張られる。

その、余計なところでストレスを感じたり足を引っ張られる感覚が無いんだな。
業務に当たる上で、「余分なマイナス」が最初から存在していないって
ものすごく大事なことなんだなって、今の職場に来て再確認した。

思えば古巣は、気持ちも物理的にも「毎日がマイナススタート」だったもんな。

だからなのか、働いている人も皆さん穏やか。
無駄なことにイライラしていないので、純粋に仕事に邁進できているように
お見受けする。

全然関係ない話だけど、先日料理長が

「宮崎県産の、皮ごと食べられるバナナ見つけたから買ってみた。食べてみようよ」

と言って、皆に食べさせてくれたことがありました。
皆、クスクス笑いながら

「皮はむきたいね。皮たべてるね。皮だね」

とか言いながら食べたんだけども。
料理長自身がね、すごく食材が好きで新しい物に好奇心がある人で、楽しんで
仕事をしている風なので、周りも楽しいのかもしれないなと思ったりなど。

*****

いや!
分かってる!

とはいえまだ1ヶ月!
そりゃこれから色々なことが見えてもくるだろう。

でもそれはそれ。
ファーストインプレッションは実に素晴らしいものであったと書き記しておく。

ちなみに「グランメゾン」は、どこかのグルメサイトを見たときに書いてあった
言葉です。

「うちグランメゾンです」
って、あんまり自称しませんもんね?笑
自分で言うやつですかね?
知らんけど、どっちかっていうと人から言われたいよね笑

だから言います。
「私の職場はグランメゾンです」
と。

そこにしっくりこれる自分であれて良かった。


...

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