スーパーで手に取った、かぼちゃの黄色と小松菜の緑色で、私は元気が出たのだった。それらをゆがいて食べたら、さらに力が静かに漲ったのだった。なんという、この動かないものたちの圧倒的な力、与えられるばかりのこの私。食われるものがすごい、のかと思ったことだった。