綿霧岩
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扇風機のきしむ音がいつの間にか消えている。スムーズに首が回るようになったようだ。 窓を開けると鈴の音が絶え間なく聞こえてくる。周りを見渡して、たしかめたところ、道路を隔てたマンションの屋上に風鈴が吊られていた。 煙草を吸うのはベランダ、と決めているが、ベランダの熱が怖ろしい。それでも、吸おうとするときもある。ニコチンの誘惑よ。 この夏この部屋にはじめて、クーラー登場。しかしびびって「除湿」しか使っていない。それで充分快適である。快適であるということはその中にいるとすぐに忘れてしまう。
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