綿霧岩
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大人とこどもの何が違うのかって、 体が違うのだ。
大人の体はこどもより大きくて強くて こどもにはできないことがいろいろできる。
だから大人がこどものつもりでなりふりかまわず 本能のままに動いたら えらいことになっちゃうかもしれないのだ。 誰かを傷つける可能性が、こどもよりもうんと高いのだ。
大人っていうのはそもそもそういう難儀な体を持つものなんだ。 だから大人にはルールが必要なのだ。 ルールって、誰も彼もに共通しないかもしれないけど、 でもその人その人の、 ルールってのは大人には必要なんだと思う。
力がある、能力があるってことは、そのぶん気をつけなきゃいけないことが増えるってことだ。
今さらだけどさ、 なんかそう思ったよ。
こどもについて考えてみるとさ、 こどもの無力な体ってのは神様のお恵みみたいに思えるよ。
なりふりかまわず動き回ることが 周りを幸せにするなんて。 必ずしもそうじゃないかもしれないけどさ、 でも今もそこらじゅうにある こどもの時代、 そういう場面が一個でも多くあるといいなと思うんだ。
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