コミュニケーション。
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男友達といつも通り酒を飲んだ。 夫が寝てから、元カレの話を少しした。 あれは私の好きな声優にすこし似ている。 しかし別のアカペラグループでの私の推しも系統が似ているし、 やっぱり私は塩顔が好きなんだ、という結論にした。
男友達と夜道を歩くとすぐに昔に戻る気がする。 なぜ帰り道のほうが楽しいのだろう。 田舎のことでド深夜の道をひとりで帰ってしまったが、 昨日は不審者も見てしまったので、今度からは気を付けたい。
元カレの話で、 あれは私と夫が出会っていなくても、 結局本命の彼女と別れなかっただろう、結婚したかっただろう、 と言ったら、 いやそれはどうだろう、もっと遊びたいと言っていたと言った。 あぁ、そんなことも言っていた気がする。 今は男友達も連絡をとっていないので一切わからない。 そうだ、聞きたがる息子にもそう言った。 全くわからない、きっと幸せに暮らしているよと言った。 ママはここで幸せだから、関係ないのだと。
あのまま暮らしていたら、息子も娘二人もいなかった、 そんなことは男友達でさえ想像できないようだった。 その様子を見て、男友達もだいぶうちに馴染んでしまったなと笑った。 私もそんな現実はとても考えられない。 子どもはあまりに私の一部になった。 もちろん、子ども個人は私とは別物だけれど。
子どもを持って、失ったことはたくさんある。 数えていたらきりがない。 今だって毎日何かを失っている実感がある。 誕生日にご飯を食べても、子どもたちを気遣って食べた気がしない。 家に帰ればどちゃくそに散らかっており、(これは私も悪いのだが) 残るのは疲労ばかりで、 まぁずっとこんな調子ではないだろうと思いつつも、 なにかの寂しさを紛らわすのに、唯一の友達がいてくれて、 許してくれる夫がいてくれて、よかったと思った。
夫は前日の夜に飲みに行っていたが、 帰宅してすぐに誕生日おめでとうと抱きしめてくれた。 考えてみたら結婚して以来ずっと続けてくれているのではないか。 本当にもったいない伴侶である。
なので今年こそ…今年こそ…
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