僕は以前、人事異動により、本来の住所である石川県を一時的に離れ、東京で働いていたことがあります。
東京の職場環境はとても酷く、終電は当たり前、食事もままならないほどの忙しさでした。
結局、僕はそこで体調を悪くして、石川県に逃げ帰ることになったのですが、当然、キツイ仕事から逃げたような人間に重要な仕事が任されるはずもなく、今は楽な部署に回されています。
で、今の職場環境なんですが……。
楽。
楽すぎて笑っちゃうくらい、楽。
てきとーにやってちょうどいいくらい。
しかも、同僚は若い人ばかりで活気があり、オマケに美人も揃っているという。
まあ、仕事が楽というのは、それまで地獄のような仕事ばかりやってきたので、余計そう感じてしまうというのがあるんでしょうけど。
しかし、そんな状況でも、一つだけ悩みがあります。 それは……
(直接の)上司が、まっっっっったく仕事をしないこと、です。
もう呆れるくらい仕事をしません。 というか。
できない、らしいのです。
いい歳したオッサンなのですが、新人よりも使えません。
伝言すらまともにできないという、中学生以下の能力です。
自分では何にもできないのですが、それを隠そうとして訳の分からないことを話し出すので、余計手に負えません。
そのくせ、自分を大きく見せようと小細工をするので 「小人ここに極まれり」 といった風です。
幸い、先輩が非常にできる人なので、問題は今のところ起きていないのですが、上司の仕事もしなければいけない先輩にとっては、いい迷惑でしょう。
どうしてそんなので今までやってこれたのか不思議でしょうがないのですが、古き良き日本、なのでしょうか……?
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