片腕を切り落として痛みと引き換えに得た自由は、空虚だった。使い切って捨てるその日まで、僕は君の側に居たい。例え出来損ないのガラクタでも、古びて軋んだ玩具でも良い、ちゃんと見てて。だから歌うよ、偽りの快感なんかよりもっと強い声で。君に届くように。ちゃんと聴いてて。