君は罪人。誰かを塞いだその唇で、誰かを抱いたその腕で、誰かを纏ったその香りで、僕に微笑まないで。但し罵る資格など君には無いのだから。そんな権利など君は持ち得ないのだから。僕を惑わすその温もりで、甘い快楽の隙間で、誰を抱いた?誰を、捕えた。今は君に従いながら迷いながら、君を信じながら疑いながら、君を愛す。今は、唯。