1人と1匹の日常
2004年03月01日(月)  かわいそう
「介助犬はかわいそう。」

走り回りたいのに、ジッと我慢しているから。
人間のために、働かされているから。

りんくうは、自ら選んで、介助犬になったわけではない。
わたしが、望んで、車イス生活になったのではないように…。

わたしの腕力のなさで、ゆっくり転がるボールを、しっぽを振り、追いかける。
そんなりんくうを見ていると。
こんな弱々しいボールの早さでは、ラブラドールの大きな体のりんくうは、物足りないんじゃないか?と。
父にボール遊びを、替わってもらった。

思いっきり走っていったりんくうは、ボールをくわえ、うれしそうに笑って。
わたしの元にボールを持って。

もう1度、父に投げてもらおうと渡したら。
何となくだけど、りんくうがつまんない。って顔をしたような気がして。
再び、わたしがゆっくり転がしたボールを、追いかけるりんくうの後ろ姿に、何だか励まされた。


わたしの願いは、りんくうが幸せに暮らすこと。
毎日、一緒に笑顔で暮らすこと。

それを一番に、望んでいる。
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