1人と1匹の日常
2004年07月02日(金)  腹が減っては・・・
病院に行った時の、続き。

検査をしている間。
待ち合いの廊下で、ダウンして待っていてくれたりんくう。
検査を無事終え、電動車イスで、「ブイーン♪」と廊下に向かう。
この時点で、私の姿はまだ見えずだけど、りんくうにはその音で、「あっ。ママが来る!」とわかるのだ。

りんくうの姿が見える位置まで来ると、「ステイ(待っててね)。」と声を掛けながら、りんくうの側まで車イスの歩みを進める。
ママの姿を見たからといって、喜び踊ったりんくうが♪突然、人の合間を走ったりなんかしたら、とっても危険だ。
だから、「ステイ(まだ待っててね)。」と声を掛けながら、りんくうの真横まで歩む。

「OK!サイド(車イスの横に来て)。」と声を掛けると、呪文が解けたかのように、しっぽ振り振り、ママの横に駆け寄り座る。
「テイク・リード(リードを取って)。」
いつものように言うと、今日に限って、りんくうは座ったまんま・・・。
次は、左右首を回し、待合で待っている患者さんの顔を、しげじけとみつめる始末・・・。

あれあれ?どうした??
「お願い。リードを取って。」
今度はやさしさをたっぷり込めて、言ってみた。

「ふぅー。」
溜め息をひとつ。
そして、いつものように、リードを取って渡してくれた。

「もー。どうして、ちゃんとしてくれないの?!」
ちょっと、怒り顔になってしまったママ・・・。
会計を待つ間も、何となく、りんくうの動きがいつもと違うようで、「どうして?」ばかり思っていた。

帰り際、その様子を見ていた看護師さんが、
「りんくうちゃん、今日はたくさん待ったね。お疲れ。お腹すているよね。」
と、一言。

そうだ・・・ごはん。
お腹がすているんだーーー。

時計を見ると、いつものごはんの時間。
検査に長い間待たされた挙句、お腹ペコペコで、じっと我慢してたんだよね・・・。

帰ってから、ご褒美のごはん一杯ならぬ、ダイエット中のりんくうは、いつもの量だったけれど・・・。

「今日は、ありがとう!りんくう!!」

あぁ。まだまだ、ママ失格だなぁ・・・。
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