1人と1匹の日常
2004年11月25日(木)  言葉のキャッチボール
入院中、病棟の看護師さんに、「お変わりないですか?」と聞かれることが多かった。
それには、いつも「はい。」と答えていた。
お茶を配られる時に、「お茶いいですか?」と尋ねられ、お茶をいただきたくて「はい。」と答えると、そのまま去られてしまったことがあった。
どうやら、お茶いいですか?=お茶いらないですか?だったようだ・・・。

家に帰り、訪問看護師さんとの会話で、「何か具合の悪い所ある?」「他に何かすることある?」と、具体的に尋ねられていることに、ふと気づいた。
帰りには、「何か取っておく物ある?」と、必ず聞いて下さる。
「ここが具合が悪くて・・・。」、とか、「今日は体を拭いて欲しい。」とか、「何々を取って下さい。」とか、次から次に言葉が出てくるから、不思議・・・。

病棟の看護師さんは、たくさんの入院患者さんを受け持っているわけで、なかなか時間が割けないのかもしれない。
訪問看護師さんは、たとえ30分から1時間と限られた時間だとしても、その時間を訪問先の利用者さんと一対一でコミュニケーションを取ることができる。

入院中、検温の時に、「りんくうは何歳?」「何を食べてるの?」と、看護師さんと会話が弾んだことがあった。
なぜか、それがきっかけで仲良くなった看護師さんには、体の状態やいろんなことを聞けたり話せたりできた。

コミュニケーションひとつでも、言葉の投げ方受け取り方によって、いろんな形があることを知った。
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