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2007年09月20日(木) ©
他人から見れば、身勝手、でも彼にとっては都合の良い、女。
ホステスを始める前にワタシは、とある企業に派遣で入っていた。
そして其の時同じチームに所属していて、仲良くしていた社員さんが居た。
唯一アドレスと電話番号を交換していて、会社を辞めた後も途切れない程度に連絡があった。
ヒナと別れた時も、其の人有坂さんは、人伝にワタシが彼氏と別れた事を聞いて連絡をくれた。
ふとした時に、ワタシの存在を忘れないで、頭の片隅に置いてくれている彼にワタシは、甘えたくなった。
”あぁりぃさぁかぁさぁあぁん
捨てられたぁー、遊びに連れてって。”
短く送ったメールに有坂さんは、素早く返信をくれた。
”愛してますっ。
って〜か、今日仕事帰りに電話していいか?”
残念ながら、彼の其の日の終業時刻では
ワタシはお仕事、真っ最中なので、連絡を取り合う事は出来ない。
”休みはいつや?”とか”デートしよう。”等の
短いメールのやり取りが、2日に渡り小さく続いた。
本当なら、直ぐに会う段取りがつく筈だったけれど
彼は明後日から数日、海外に行くので、帰国後に遊びに行く事に、なった。
誰かに甘えなければ、立って居られない
今の状況に1人では耐えられ、ない。
ワタシは、いつからこんなに弱く、脆くなって居たのだろう。
甘えさせてくれる人なら、ホステスをしている以上、其れなりに居る
しかし其れは”ホステスの晃”と出会い、少なからず好意を持ってくれている人達。
でも今のワタシが求めるのは、1人の女の子”葉月晃”として接してくれる人
普通の女子として、ワタシを見てくれる人、だった。
そして、仕事がいつもより早く終わった今日、帰り道に純とラーメン屋さんに寄った。