検査の為に病院へ行ってきた。
今回は眼科での眼底検査。 初めに視力検査など基本的な目の検査があり その後で眼底検査の為の目薬をさして30分待つ。
説明ではこの目薬をさして30分くらい経つと モノがぼやけて見えるようになり それからそれは3〜4時間続くので車の運転や細かい作業は しないように・・とのことだった。
今 かかっている総合病院は唯一 わたしが何とか行くことができる所。
(病院に関してはかかりつけの個人病院はまだ何とかだけど 大きな総合病院の類は夫を看取った病院だけでなく 似通った雰囲気があるからか 色々な場面を思い出し フラッシュバックを起こしてしまう。 手足が小刻みな震えて息が苦しくなる。脂汗が出てきて どうにもいけない)
そう思ってたけど今回の眼科でそれが心細くなってきた。 これはわたしの方の主観、感じ方に過ぎないのだろうけれども。
前日ほとんど眠れなかったせいか わたしの調子は 病院に着いて手続きを済ませて待合室にいる時から あまり良くなかった。 息が苦しい。ノボセを通り越して脂汗がでてくる。キモチガワルイ。 そんな中 名前を呼ばれる。
担当されたのは若い女医さんだった。 思ったのは同じ病院でも科が違うとその患者の他の情報は 全部送られないのかな?という疑問。 そんなはずは無いと思うんだけども ただ多分この眼科の先生は 糖尿病内科からの患者の検査ということだけで その患者に精神疾患があるというところまではカルテに目を通して 無かったのだろうな・・とこれは推測。
結果的に言えば今の時点で目に関しての異常は認められないとのことで それはホッとしたんだけれども定期健診で眼底検査については 2ヶ月に一度は必ず受ける様にとのこと。 糖尿の数値がある程度安定するまでは油断できないかららしい。
わたしは当然そこで定期検査もして貰えるのだろうと思って その定期検査は此処でやっていただけるのですよね? と 念押しのつもりで聞いてみた。 すると返って来た答えは 「こちらでもできないことはないけどできれば近くの個人病院ででも 受けて欲しいんですよね」
え?と思った。 そこで あの・・でもこちらの糖尿内科で診ていただいているので できれば眼底検査の方もこちらの眼科の方で受けさせていただけると 有り難いのですが・・お願いできないのでしょうか。 と 勇気を出して言ってみた。
けど答えは同じ。 要するに 「此処は治療の患者さんを診るのが主なので定期健診のようなのは 近くの病院でやってもらえばいいでしょう? 何処にお住まいですか? 眼科があまり無い?そんなことないですよ。 (看護士さんに地図を持ってこさせて)ほら、ここにも、ここにも」
その間 口を挟む気力もなく はい と聞くばかりの自分。
眼科はあった。きっと普通の人なら近いと思う距離なんだろうなと思った。 隣町だもんね。確かに言われることはもっとも。
それでもまた新しい病院に行き繰り返して病状を説明するのはキツイ。 そこで先生にお願いしてみた。
あの・・・それなら紹介状を書いていただけますでしょうか?
先生の答え 「紹介状?ん〜どうしてもって言われれば書きますけど〜 どうしても必要ですか?どうします?」
先生があまりに紹介状???というような反応をされたので そういえばお金とかすごくかかるのかな とか色々思ってわたしはすっかり混乱してしまった。
いえ・・その・・結構です・・。
先生はもうわたしという検査の患者に無駄な時間を使いたくない様子。 キビキビといかにもやり手そうな 自信に満ち溢れた(ようにこちらからは見える) それはむしろ美点であるんだろうけれど わたしのような患者には その接し方は大変機械的に ドライに感じられた。
どうもお世話になりました。 と診察室を出たときには脂汗で全身がぐっしょり状態。 そしてまた絶妙なタイミングで え?こんなに景色ってぼやけるの? ってくらいのひどい視界。 検査の時のあれはまだ効いてなかったってこと?
モノの輪郭が混じっていてそれが半端じゃない。 緊張感からだろう脂汗は止まらず息は苦しく その上にこの視界だからまるで乗り物酔いの酷いような有様。 何とか会計を済ませて外に出る。
視界は相変わらずでゾンビみたいにフラフラ歩いてるわたしの姿は 不気味だったろうと思うけど その時はひたすら とにかくウチへ・・ウチへ・・・だった。
バスに乗り、バスを降り、またフラフラと足を引きずり歩く。 自宅に辿り着いたとたんに文字通りソファーに倒れこんだ。
気持ちは果てしなく重く暗かった。
鬱病をはじめとする精神疾患の病気というのは 他人にはわかりにくい。 当然といえば当然だけど 鬱病にも色々なバターンがある。 人の前では精一杯気を張って仮面被って笑って それはできるというよりももう沁みついて自動的に 発動するモノなのだけどそんなこと他人にわかるはずもない。
よく 昨日会った時は元気そうに笑っていろいろ話してたのに・・どうして・・ と 周りが信じられないというように話されるのを聞くけど 最期の背中を突くものというのは ほんの小さな出来事だったり コトバだったりする。
いっぱいいっぱいだったコップの水がたった一粒の砂で こぼれてしまうように。
こんなことやあんなことにも頑張っていたのに どうしてコノクライノコトで・・・というのは 心の健康なヒトの発想だと思う。
鬱なんて気持ちの持ちようなんだから・・とか 糖尿病?ああ 食事制限しっかりして運動すれば大丈夫・・とか 更年期障害?女性はどうしても避けられなかったりするけど できるだけ気にしすぎずにノンビリとすることよ・・とか
でも多分 わたしも自分がこうなってなきゃ同じように 言っていたかもしれない。
どうして鬱になったのか とか そこから糖尿病になって とか よりによって重なって更年期突入?とか 当たり前だけどそれまでのいろいろなモノが絡み合って 今現在のいろいろなモノが加わって歪んで捻じれて そんなの説明しきれることじゃないし 説明することでもないだろう。 結局はコジンノジジョウにすぎない。
それでも だから
つらいなぁ と 思う。
どうしようもない。 身の置き所がない。 ひとりで闘っていくしかない。
ジブンをなんとかできるのは自分だけだから。
つらいなぁ と 思う。
目薬の効き目は4時間ほどで無事に切れた。
視界は元に戻ったのに 世界は不安定に揺れ続けている。
次の検査は木曜日。 検体検査と栄養指導の後 糖尿病内科受診。
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ゆうなぎ
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