ヒロの夢日記

2012年01月19日(木) 35年ぶりの再読

小学生の時、図書室で借りて読んだ本が、何故か急に思い出されて、
先日近所の図書館で探してみました。
見付からなかったので受付で訊いてみると、近所の図書館に有るので取り寄せてくれるとの事。
更に、続編が出ているのでどうしますかと訊かれたので、ついでに借りる事にしました。

「クロイヌ家具店」と続編の「チミモーリョーの町」大海赫著作。

ホームページによると大海赫先生は、学習塾を経営された後、
児童書作家としてデビューし、晩年都内でリサイクルショップを営み、
現在は執筆活動を続けながら茨城の鉾田に住んでいるそうです。

鉾田と言えば、姉夫婦が住んでいる所で、先日も遊びに行ったばかりです。
姉が言っていましたが、鉾田には隠れアーティストが多く住んでいるそうです。
長閑で物価が安くて住みやすい土地だからでしょうか・・・。

「クロイヌ家具店」は、小学生のモエルが椅子を買いに行った不思議な家具店で、
シュールな事件に次々と巻き込まれて行く、何とも言えないSF風の童話です。
独特の画風の挿絵も、大海先生が描いているもので、
小学生だったおいらの心に深く印象付けられていました。
続編の「チミモーリョーの町」は、高校生に成長したモエルが、ニジノ市で巻き起こる、
摩訶不思議な怪事件を解決するべく、勇猛に魔物と戦う物語です。
ある日突然ケータイに届く不気味なメール。
言語を奪う一つ目の蜂。
首に巻きついて人を絞め殺す生きた青いゴムホース。
人々を異空間の戦場へ連れ去ってしまう軍靴などなどチミモーリョーに襲われる人々。

モエルが最後に悪の親玉と対決するシーンで呪文として使われるのが、
「エリ、エリ、レマ、サバクタニ」と言う新約聖書の一文です。
「父よ、何故このような目にあわせるのですか?」
と言う意味のキリスト磔刑の際のセリフです。
大海先生がクリスチャンでは無い事は明白ですが、聖書を読んだことがあるのは確かです。
モエルが疑問に持った、(何故神様がこんな情けない事を言ったのか分らない)
と言う疑問は、クリスチャンのおいらも同感です。
牧師さんに質問したら、それなりの答えが返ってくるのでしょうが、
それだって十人十色の解釈の一つでしかないのだろうと思います。
神学科を卒業した姉に質問してみようかな?


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今頃になって携帯音楽プレーヤーが欲しくなりました。
ウォークマンの最新のを狙ってるんだけど、買い時が分らない。


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