| 2012年03月28日(水) |
据え膳食わぬは男の恥!? |
あれはおいらがヤングでうぶな21歳のこと。 高校時代から友達だったOさん(ボーイッシュな美人) から、知人のライブがあるから見に行こうと誘われました。 確か渋谷の小さなライブハウスでした。 ライブはメタル系でOさんノリノリ。 おいらはドリンク付きだったのでウイスキーを頼みました。 バーの係が素人だったのか、普通ウイスキーストレートと言うと、 グラスに2センチ位しか注がないのに、その人はグラス一杯なみなみと 注いでくれちゃいました。 当時は酒に弱かったので、おいらすっかり酔ってしまいました。 ライブも終わり、さぁ帰るかとOさんの所に行くと、
「今日、お父さん居ないの・・・泊まりに来て良いよ」
おいら、密かにOさんに想いを寄せていましたから、二つ返事で
「うん、行く行く!」ヾ(*'∀`*)ノ
Oさん宅は、半蔵門の警察官寮でした。 なんでもOさんの父上は署長さんだそうです。 おいらの頭には即座に大門軍団の渡哲也がショットガンをぶっ放している姿が浮かびました。
「お父さん、明日の朝7時頃には帰ってくるから・・・」
なんですと〜! おいらの命が危うい!(((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル
「じゃっ、じゃぁ6時には絶対帰るね」
おいらとOさんは夜通しこたつでお喋りしていました。 共通の友人の噂話や、好きなバンドの話で盛り上がっていました。 ところが朝4時頃になって、猛烈な睡魔に襲われてしまいました。 渡哲也登場まであと3時間(汗)
「6時までちょっと寝るけど絶対に起こしてねっ!」
「私も寝るから。布団敷く?」
「・・・・・・こたつでいいよ」(-.-;)
「めざましセットしたから大丈夫、寝ましょ」
2人90度になって睡眠。 万が一めざまし鳴らなかったらジ・エンド。 K2ビバークより危険な睡眠。 で、実際にはあっと言う間に目覚ましに起こされ、Oさん宅を去ったおいら。 命は守られたのでした。
据え膳食わぬは男の恥と言いますが、据え膳のバックに渡哲也が見え隠れする場合は例外です。
今でも解らないのですが、彼女はいわゆる「OK」だったのでしょうか? それとも人畜無害な男としておいらを一泊させてくれただけなのでしょうか。 謎は深まるばかり・・・ 20年以上前の事を振り返っても仕方ないんだけれどね。
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