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こちらでは、龍先生から届く便りを掲載致しております。

2008年07月27日(日) お大使様の悟り

「衆生の解脱せざるは、ただ名利を貪るによる」
(シュジョウ)           (ミョウリ)

◇意味
「凡人が悟りを開けないのは、自分の名誉や利益を求め過ぎるからである」

とても厳しいお言葉ではございますが、この文章は、弘法大師・空海の言葉となります。
上記の意味をもってもまだ少し難しく感じますが、より分かりやすく例えるならば「人に迷いや悩みが生じてしまうのは、自分のワガママや欲が前に出てしまうからである」とお伝えすれば、皆様にもご理解頂ける面があるかと思います。
また「悟り」という言葉について、ごくごくシンプルにお伝えするならば、「迷いや悩みから離れた状態」とご理解下さい。

さて、上記の言葉と一緒に、お大使様はこのような事も仰っております。
「飲む水が同じでも、牛が飲めば牛乳となり、蛇が飲めば毒を作る。知恵ある者は悟りを開き、愚かな者は人生に迷い悩む」

人においてもまた同じ状況があり、同じ空気を吸い、同じ水を飲んでいても、どうして悩んだり迷ってしまう方と、そうでない方に別れてしまうのか・・・。

そこではじめて、最初にお伝えした言葉である「名利を貪る」という事がないかどうか。自分のワガママや欲が前に出過ぎてしまう事はないか・・・を問い、客観的に自分を見つめ直せば、自ずと今を抜け出す為の答えやヒントが見えてくる。そのような意味が込められた言葉となります。

その答えやヒントについて、自分自身で気付いたり頭では分かっていながらも、心が言う事を聞いてくれなかったり、ついつい感情的になる事で、道を踏み外したり誘惑に負けてしまう状況があるものです。
そのように、自分を正していく事は難しく、大変な努力を要する面もございますが、迷いや悩みを離れる道理に気付くキッカケとして。また、自分を見つめ直す機会と共に、今後の良い習慣に繋げて頂く意味で、皆様に少しでも伝わるものがあれば幸いです。

◇追伸
文中に出てくる、「知恵ある者、愚かな者、凡人」という言葉につきましては、その時の時代背景に影響される部分があり、決して頭の良い悪いを指しているのではなく、迷いや悩みから離れているかどうかに関して、昔の言葉を用いての表現しているものとなります。



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