2024年12月23日(月) |
自己家畜化する日本人 / 池田 清彦 |
現代社会のシステムや権力に対して攻撃性を抑えて従順になり、思考を放棄する日本人。 自己家畜化をキーワードに、生物学や人類学、心理学の知見を駆使して世界でも例を見ない速度で凋落する日本人の精神状態を明らかにする。
日本人の精神的な自己家畜化がこのまま進んでいけば、日本の凋落は止まらないし、どこぞの属国になる未来も十分にありうる。なによりも、個々人がそれぞれに幸福を追求できない人生を送るのは不幸だ。
政治に無関心な国民が増えていくことは、権力者にとって都合がいいことしかない。今のように自公政権が長く続いている状態は、国民が自分たちで自分たちの首をゆっくりと締めているようなものだ。
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