読書記録

2025年04月04日(金) 楽園 / 粕谷 栄市




 人生はふしぎだ。たとえば、私のように、治らない病気に罹って、深く眠りつづけると、ある日、思いがけなく、ほーほー鳥の楽園の島で目覚めることがあるのだ(「楽園」より) 『森羅』等掲載の散文詩38篇を収録。


 ひとりの男がある日、犬になったり、案山子になったり、豚になったり、幽霊になったり、どこかで日々の糧を得るために細々と仕事しているのだ。


 何とはなしに 静かぁに胸にしみてくるような そんなお話



人間は、必ず、死ぬものだ。私も、いつかはこの世を去る。そのとき、私の記憶は、どこに行くのだろう。










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