2025年09月22日(月) |
ヤブノナカ / 金原 ひとみ |
文芸誌「叢雲(むらくも)」元編集長の木戸悠介、その息子で高校生の越山恵斗、編集部員の五松、五松が担当する小説家の長岡友梨奈、その恋人、別居中の夫、引きこもりの娘。ある女性がかつて木戸から性的搾取をされていたとネットで告発したことをきっかけに、加害者、被害者、その家族や周囲の日常が絡みあい、うねり、予想もつかないクライマックスへ――。
それにしても、ほんと終盤の長岡友梨奈の死(事故死)には驚いた 作者は何故、長岡友梨奈を死なせたんだろうとまで考えた
木戸悠介は自殺未遂してるし、五松武夫のほうが自殺しそうだし
人間、誰だって自分が中心だし 私も50年以上も前に痴漢されたことを忘れてないけど、この二人の男にはちょっと同情する 想像する以上に男はセックスしたいようだけど、それを逆手に取る女がいることも事実だし
まぁ、とてつもなく面白い小説だった
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