なか杉こうの日記
DiaryINDEXpastwill


2005年05月27日(金) 本屋をぶらつく。

今日は金曜日なので帰り本屋に寄ってぶらぶら見ていた。OAZOの丸善はずらりといろんな本がそろっているので、立ち読みほどでもなく、ちら見だけでも楽しい。気分転換になる。

「詩学」という雑誌にH賞を受賞されたたしか山本さんという女性の詩が紹介されていた。とてもわかりやすい。ふつう受賞した詩というのは大体において、いかにも詩ですという感じで、難しいと思ってしまうが、この方の詩は日常のことが日常のことばで語られていて、私にもよくわかる。それでじっくりと書いていて、日常とりのがしがちな感覚をすっと捉えていて。

それから洋書の所へ行った。洋書ばかり並んでいるところは、わたしはほんとうに好きである。なぜかというに、表紙がものすごく魅力的だからだ。日本の本よりも洋書の表紙は「いったい何が書いてあるんだろ」と思わせる。

以前洋書を頑張って読んでいた頃もあったが、しばらく読んでいないので、手に取っても「これが一冊読めるかな」と思ってしまい、結局買わなかった。The Seaという本の内容がなんとなく詩的でいいと思ったが、単語がいろいろ難しそうである。アガサクリスティのシリーズが一巻からずらり並んでいた。クリスティの英語はそんなに難しくはないし、イギリスが舞台なので風物がクラシックで好きだ。

しかし、1ページ目を開いて、英語がなんとなく、固そうな感じがした。さっきのThe Seaは詩的な単語が並んでいたが、こちらは実務的そうな感じ。英語を「勉強する」気ならクリスティもいいかもしれないけど、今の自分にはちょっと・・・と思ってやめてしまった。

ということで、買ったのは深町真理子さんの「翻訳者の仕事部屋」と本間祐さんという方の「超短編アンソロジー」である。両方とも筑摩書房。

こんな風に本屋をぶらついたことで、仕事のうさがだいぶ晴れた。よかった。




なか杉こう |MAIL

My追加