ずいぶん疲れて京都から帰ってきた。京都の人の言葉はほんとうにやわらかいのでじぶんは決してじぶんの言葉をふだんきついとは思っていないのだが、あの地へ行くとずいぶん角が立っているように聞こえてしょうがなかった。朝、人々が自転車を颯爽とこいで現れる。風を切って。これはうちの近所と違うところだ。