日経新聞電子版に「ポストPC時代」と称し、iPadを外に持ち出すシステムとして業務に駆使される例を紹介する記事が掲載されている。 VPNという公共のインターネットから会社のイントラネットに接続できる技術を使って、社外から社内システムや書類情報を利用することができるので、今までセキュリティ上社内でしかできなかった情報閲覧を外にいる間に済ませられるという。 データの編集より閲覧に特化してクリップボードのように片手に抱えて操作できるのも、机などの台に据えなければならないノートPCを持ち歩くよりモバイル機器として支持されている要因の一つだろう。
国内DRAMメーカーとして名を馳せていたエルピーダメモリの経営破綻の大きな原因の一つとして挙げられているのが、スマートフォンやiPadなど新しいモバイル機器の普及である。エルピーダはこれらにモバイル機器のここまでの台頭を予測できなかったのだ。 筆者もSEとしてシステム業界に関わる身だ。情報セキュリティを守った上で活用できるこれらのシステムとはいつまでも無関係ではいられまい。VPNやiPadを使ったシステムなどを勉強し、いつでも提案できるようにしておかなければ。
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