慈雨の日記

2006年10月23日(月) 押入れのチヨ。




今日、はなまるマーケットに松居和代さんが出ていて
「私、今の生活が送れて、本当に幸せだから、お茶一杯飲むほどの休息でさえもいらないんです。」というようなことをおっしゃっていて、
食器を洗っていたので、適当にしか聞いてないんですが、

きっと「自分の時間は全くいらない、家族のために尽くしたり、仕事を時間の限りフル活動でがんばってすごしていく」とそんな感じのことを話していたと思うんですけど。

あまりに潔癖なご意見で、「う〜ん・・・」と退いてしまいがちでしたが、
でも、「自分の時間なんていらない」ほど、「一杯のお茶さえ飲まない」ほど
がんばってる人がいるんだなぁと思うと

こんなに自由な時間があるのに、
主婦は24時間365日無休だ!!とブリブリ怒ってしまう私って、
あまりにココロが狭いのかもしれないと、反省してみた。

でも、私、松居さんとは結婚できないと(もちろんだけどね)思う。
私は、白は白、黒はクロ、というより、あいまいアバウトに
時に灰色でも、いいじゃないと、思ってしまうタイプなので。
しかし、こうありたいという自分があって、そんな自分目指して現実にがんばれる彼女ってすごいよね〜。
一緒には暮らしたくないけど。


さて、かなり前ですが、荻原浩さんの「押入れのチヨ」という本を読んだ。
図書館の新刊コーナーに置かれていたので、ふと手にして借りてみた。
私は、しらない作家さんの本を初で読むのってほとんどないので、
かなり特異な出来事だったけれど、
かなり面白かったです。
不思議な話ばかりを集めた短編集だったのですが、文章の作りとかも
しっかりしていて、読みやすい。
いささか、型にはまりすぎっていうか、「こう来たら、こう」的な
構成が組まれすぎているところは、面白くしてるようで、つまんないかもという
作品もあったけれど、だいたいのところは面白かったです。

特に表題の「押入れのチヨ」は、チヨの仕草、
「あい」という返事、「はいなるあんさー」という言葉等々、
本当可愛くて、面白くて、
思わず子供に読んで聞かせてしまったほどだったが、
子供たちには、受けなかった。
がっかり。

図書館で、ふと手に取った本と、「出合えた」という気持ちになれた一冊。


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