妊娠と同時の結婚だったので、テツとは ほとんど触れ合うこともなく、5年くらいだろうか? 一緒に暮らした日々は長かったけれど、夫婦らしい生活をした記憶がない
文句だけは言われたくなかったので、家事は問題なくこなした
出勤が早い朝の食事から、お弁当まで 妊娠中の苦しい時も、子供が生まれて寝不足の時も 愛情がなくても、やろうと思えばできるものだ
離婚資金が欲しかった私は、夜の仕事を選んでお店へ出た
女子高出身の私は、男の人との会話に苦労した 潔癖症が災いしてか、男の人に触られることが苦手だった私は 店のママさんに、よく注意を受けた
酒飲みの男は【ダンス】と名して、ホステスの身体に触れたがる バーボン臭い息が吹きかかる度に、吐気を我慢した 男の顔に私の顔を近付けないようにと、男の肩に顔を寄せる振りをして 汚い唇が私の顔に触れないように、自分を守る術を身につけた
まだ20歳の若さからか 男性と話したことが数少ない初心(ウブ)さ加減からか ずっとずっと年上の【オジさん】方々に、それは人気がありました
まだバブルが弾け切っていない世代 チップにと万金を頂いた時期もありました
それから私の〜夜の蝶〜時代は13年余り
潔癖症の私がよく勤まったものだと、今でも思う
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