チャックルの日記
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それは水曜日のこと。
彼からスーパー銭湯へのお誘いがあって、いつものように私が車を出して行った。 行きの車の中では、彼の後輩の話で盛り上がり楽しく過ごせた。
問題は銭湯に着いてから。彼が私の買った入場券を持っていってしまったから 結局二人分を支払った私。余りにも彼が迫真の演技だったから私もマジになって 彼を攻め立てたのよね、ネチネチと。いつも車を出していることなんかに対しても。 でも私は口調はキツクても冗談で攻めていたから、 まさか彼がそれでいつの間にか気分を害していたとは気づかなかった。
結局彼は「お前がどういう反応をみせるか試してみた」と言って入場料を返してくれた。 そして、日曜日に予定していた私のカレーを食べに来るのを「辞める」とも。
それからは帰りの車の中は互いに無言。 で、彼の家の近くになったら突然「アパートの鍵、帰すよ」と言い放った彼。 驚いて「急になんで?」と聞くと「行くことないし」。 確かに今の彼の状態では自分で運転して私の家に来ることは出来ないだろう。 それにしても不気味だったのは、カレーのことといい鍵のことといい、 彼の言い方が非常に穏やかだったこと。いつものような突き放すような、 ぶっきらぼうな言い方ならまだよかったかもしれない。 妙に穏やかだったから逆に私は不安に駆られてしまった。
「別れるつもりなのかな・・・」 勝手なもので、今年の春先には自分から彼に別れを切り出して鍵の返却を求めた 時もあるのに、今回は彼から言われて動揺してしまった。
翌日、友達の家に遊びに行く予定だったから、一度は7時に起きて新聞ゴミをまとめたりしたけど、 気分が苦しくなってまた布団へと逆戻り。友達の予定もキャンセルしようかと思い悩んだけど、 復職したらまたいつ会えるか分からないし、気分転換が必要だと思い直して家を出た。
結果は行ってよかった。友達に話を聞いてもらえたものよかったし、彼女の子供と遊んだのも 気分転換になったみたい。久々に真夜中の帰宅となって疲れたけど楽しかった。
今でもまだ彼の言葉の真意が気になる。異動のこととも相まっていまだ心中は穏やかじゃない。 でも考えても仕方ないし、ほんとうに彼のことを自分が必要としているのかも分からないから、 ここにこうして書き込んだらあとは忘れようと思う。もう苦しい思いはしたくない・・・。
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