2013年02月28日(木) |
■病院生活での発見!その9.約17万円の装具の歩きごこちは…? |
おっと、「立つ」その前に、 こんな会話がありました。
「先生、これどうやってはくの?」 「えっとね、膝のところの金具をおろすと、 膝が曲がるようになるから、 曲げてから、足を入れていこう。 この装具は、座るときには、 膝が曲がるようにできているんだよ」
ほら、金具を外すと、 曲がるんですね。
そこで、言われたとおり、 膝のところを90度に曲げて かかと、ふくらはぎ、ももと 順番に足を入れました。
「先生、これでいい?」 「そうそう、そしたら、まず、 かかとから、マジックテープでとめる。 それから、ふくらはぎ、そうそう。 ここまできたら、脇にあるかかとを あげるバンドをして…」
「先生、これのこと?」 「うん、それは、かかとを上げて、 膝に負担がいかないようにするバンドだから、 しっかりと止めてね」
このバンドが、調整機能を 果たしているらしい… だから、大事らしい、とても。 これをしっかりと止めた。
「それから、最後にももをしっかりと 固めにマジックテープをとめて。 そこは、強めに止めてね」 「(ぎゅうっ)ふぅ〜〜 これでいいですか?」 「うん、いいね」
ということで、5分くらいかけて 足にセットし(始めてだからね) その後、
「じゃ、立ってみようか」 「ははっ、わかりました!」
になったのですね。 平行棒の前で。 そして、
「先生、立ちますっ、えいっ」
平行棒の左右の棒を持ち、 かけ声とともに、 立ち上がってみたのです。
「どれどれ、ちゃんと、 装着されているか、お尻の位置が あっているか、ちょっと確認させてね。 ちょっとお尻さわるね」 「どうぞ、どうぞ」
先生は、お尻の位置を確認しました。 この装具は、説明しづらいのですが、 お尻の骨で受けるようになっているので、 そのお尻の骨の位置がとても大事なのですね。
「おっ、大丈夫だね、いいね、 じゃ、平行棒に捕まって 歩いてみようか」
ということで、平行棒につまかり、 ゆっくり歩いてみたのです。
当然ながら 歩きづらい。 今までにない感覚。 足が地面につっかかるし。
もたもたと歩くと、
「装具をつけた足は、 横に円を描くようにしてから、前に出す。 そうしないと、下がつっかかるからね。 その後、左足を装具につけた足と 同じところに置く、そしたらまた、 右足を、ゆっくりと円を描くようにして、 前に出す…この繰り返しね」
座るとき以外は、装具はまっすぐな状態なので、 これを、上手に操らなくてはいけないのですね。
「まずは、横に円を描くように…して、 次に左足をだして…っと」
と、ぶつぶつ言いながら、 集中してゆっくり歩いていると、 だんだんコツを覚えてきました。
ちょっと嬉しくなって、 平行棒を、行ったり来たりを、 汗をかきつつ、何度もやりました。
なんとか、コツをつかみ、 ホッとしたら、先生は、
「じゃ、明日は、松葉杖を使って 練習しようね。 そうしたら、病院内も、 車イスでなく、歩けるから」
と、言うのです。 そこで、私は反論しました。
「先生、これで歩くより、 車イスの方が、楽だもん。 病院内なんて歩かないもん、これで。 倒れたら、大変だもん」
すると、先生は、 驚くべき事を教えてくれたのです。 これはまた次回書きますね。
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