2013年03月19日(火) |
■病院生活での発見!その16.リハビリの困ったちゃんたち |
毎日、自分の足(特に膝)と体の声に耳を傾け、 向き合う日々が続いています。 こんな具合です。
土日は、先生がついてくれるリハビリはお休みになります。 ですから、自分でやらねばなりません。
特に、骨折した膝の骨もくっついてきて、 自分の体重を膝にかけて歩く練習が始まると、 自発的に練習をしていく必要があります。 そんなときに、体と膝に
「さあ、リハビリやろうね。 先生から宿題があるからね、 さあ、行くよ。 負荷かけるけど、よろしくね。 ゆっくりでいいからね」
と、声をかけ、 終わった後は、
「ごくろうさま。 よく頑張ってくれたね」
などと声をかけ、自分の体全部で、 リハビリに向き合うようにしています(笑) そのほうが、元気がでるし、 膝も頑張ってくれるような気がするからです。 先日、リハビリのY先生とこんな話をしました。
「先生、膝に負荷をかけて歩く練習を するようになったら、なんだか膝が喜んでいるの。 やっと歩ける、やっと自分の役目を果たせるって。 でもね、足の裏は(足の裏はまだしびれている) もう少し時間をくれって、って言ってるの」
すると、先生は笑って、
「本当? 本当にそう言ってる?」
と言うので、大きく頷き、
「本当ですよ〜 ちゃんとそう言ってるもん」
と反論すると、Y先生は、
「それなら、もっと膝に 役割を果たせるように、曲げる練習をしよう、 はい、力入ってるよ、力抜いて〜」
と言って、まだまだ曲がりにくい膝を、 ゆっくりと押して曲げようとするのでした。 そのたびに、
「先生、いてっ、痛いよ〜」 「そう?きっと気のせいだよ、 それに、膝のためだよ」 「違う、気のせいじゃない、いたっ」 「いたっと言うと、痛いから、 違うこと言って、食べ物何が好き?」 「えーーっと、 グラタン、グラタンっ…(いたっ) あ、天ぷらっ、あ、天ぷらっ(いたっ)」
そんなこんなで、なんとか、 辛いリハビリも楽しくやっております。
おかげで、あの嫌いな機械での 膝の曲げ伸ばしは、ついに終了となり (目標の135度(つまり45度) までいったので) 大分、膝が曲がるようになりました。
でも、リハビリのY先生は、 「あと20度はいきたいね〜」 と、張り切って膝を押すのですね(泣) そのたびに、好きな食べものを叫んだり、 好きな花の名前を叫んだりしています。 ふぅ…
さて、私のリハビリの話が長くなりましたが、 今回は、このリハビリの「困ったちゃん」に ついて書きたいのでした。 Y先生が、こう教えてくれたので。
「やってと言ったことをやらずに、 やっちゃいけないことしちゃう人が いるんだよね。 その後、痛くなったりするんだけど。 痛くなるだけならいいけど、 悪化することもあるからね」
「宿題を出しても、 やらない人もいるし、ちゃんと、 やる人もいる。 こんなちまちまとしたこと、 やってられないとリハビリを、 やらない人もいる。 途中で帰ったりね。 その人のことだから、なんだかんだは 言えないけど、自分でやるとかいって、 これまた悪化されると困るのだけどね〜」
いるらしいのですね、こんな困ったちゃんたちが。 どんな自己流のリハビリをするのでしょう。
私は、リハビリをしてどんどんよくなってきているので、 リハビリの効果を実感しているのですが、 実感する前に、拒否してしまう方々もいるようです。 リハビリを途中で投げ出して、
「途中で面倒になってやめちゃって、 腕が上まで上がらない、 (足が思うように曲がらない) 最後までリハビリをしておけばよかった」
と、言ってる方が、何人かいました。 リハビリを一人でしようと思っても、 一人だとどうしても甘くなったり、 不安になったりして、できないように私は思います。 リハビリは、確かに万能薬ではないですが、 整形外科の場合は、大切な治療だから、 必ずやった方がいいと思います。
そんな方々を見ているので、 やっているときは、痛いし、キツイけれど、 頑張ってやっています。 あと、もう少しです。 頑張りますっ。
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