毎日タブン補給する
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| 2006年07月20日(木) |
日本人にしかわからない悲しみがある |
少しネタバレしてると思います。
何年か前にハリウッド映画の「ディープインパクト」を見た。 ニューヨークが海に埋没するシーンで沈んでしまった自由の女神像を見た時、(あらまあまあ、沈んじゃったねえ)くらいの感想しかなかった。
それはどこまで行ってもアメリカの話で、見ているわたしにはリアリティのカケラもなく当然悲しみもなかった。 「隕石がとんでこようが、宇宙人が攻めてこようが、アメリカが地球を助けてくれるさ」なんて軽口をたたくくらいのものだった。
昨日一番最初に涙がでたのは、さんざんTVスポットなどでみたはずの、北海道の火山の噴火のシーンだった。 (え?あれ?)って自分でもビックリした。 続いておこる九州の噴火、首相の飛行機が巻き込まれるシーンでも。
その後、次々に日本列島のうえにおこる災害に胸が痛んでどうしようもなかった。 こういう映画と百も承知のうえで見たのに、たくさんそういうシーンがでてくることもわかりきっていたのに、そのたびに涙がでた。
日本を愛してるとか、大切に思ってる、なんて日々の生活の中で考えたこともなかったけれど、痛めつけられる日本列島が可哀想で悲しくて、こんなにわたしはこの国を大切に思っていたんだなあ、と初めて知った。
この気持ちはやはり、日本人でなければ多分なかなかわかりにくいものがあると思う。 自分がうまれた国土、文化、美しい自然が消滅してしまう悲しみはそこで生まれ育った人間でないと生々しく実感できないんじゃないだろうか。 もしくは日本を愛してやまないでいてくれる外国人のかた、とか。
まあ、それもこれもわたしがもう若くはないからそう思うのかも知れないけど・・・ まさかまずそこで自分が涙するとは思ってもいなかったので、けっこう衝撃だった。 年取って涙もろくなっただけのことかしら?
映像も音響も迫力あって、充分びびらせてもらいました。 実際ところどころ、肩がびくってうごいたからね。
2時間10分くらいの間にいろんなサイドストーリーをいれないとけないせいか、正直、ひとつひとつのエピソードがちょっと細切れで尻切れトンボな印象があるにはあった。 (う〜ん、消化不良だな・・・)と思う部分が少しはあったのも否めない。
でも、あまりじっくりとは描かれていなかった気がするけど、オノデラくんとレイコさんが惹かれあっていく様子はよくわかった。 そしてなにより、オノデラくんの心がだんだんと変わっていくのを感じられたのが、素晴らしかった。
オノデラくんは、ちょっと特殊な仕事をしているけど、感覚的にはごく普通の人。 普通の人は、あんな事態が起ころうとしていたら、普通に日本を脱出しようと考えるに決まってる。
だって自分が残った所でどんな役にたつのか、その時はまだ理解していないのだしね。 でも、ユウキさんやレイコさんに誘いを断られて、少しづつ自分の中の価値観が崩れていく。
オカアサンのはなし、災害現場、被害にあった人たちを見て、心が揺れ動いたんだろうね。 そういうのがオノデラくんの表情でわかる。
ああ、でももっとじっくりそういう表情をみたいよ。 やっぱり一回だけじゃいけないわ。
うわさのテントの中のラブシーン、あんな可愛らしいラブシーンを録るのに、ツヨシくんは緊張してすさまじいテンションだったのね。 いつかしっかりとしたラブシーンを演じれる日はくるのでしょうかね?
オノデラくんの顔の陰影がよかった。 ずっと表情がわかるのではなく、苦悩の表情や泣き顔にぱっと切り替わるのが何とも言えなかった。
レイコさんをおいてタドコロ博士のところに戻ったところからは、もう迷いのない静謐な覚悟が感じられてぐっとした。
けっして「日本をオレが救ってやる!」なんていうヒーローじみたものではなく、残っている愛する人たちを守るために自分のできることをする、自分しかできないことをするという静かな決心。
レイコさん、アナタの愛したオトコはこれ以上ないほどのいいオトコだよ。 そんな人を愛して愛されたあなたは絶対しあわせなんだよ。
オノデラくんは最後に自分のやるべきことに気づいた。 そしてそれをためらうことなく実行した。 こんな勇気、なかなかわいてくるものじゃない。 だって自分の命と引き替えなんだから。
すごいオトコなんだよね、オノデラくんは。
クライマックスで主題歌かかるって聞いてたけど、あそこかよ! そりゃ、ずるいよ! 泣くに決まってるじゃん、もお!!!
ラストね、(どうするんだろうなあ、この先)って思っちゃったよ。 助かってそれでしあわせってわけにはいかないからねえ・・・
なんかうまく文章がまとまらなくて、とりとめのない感想になっちゃったね。 絶対また見に行くために、今日からいろんなことを調整しないとな。 頑張るぞっと。
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