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2006年11月15日(水) ハシベさんはいつもラストでグサっと突いてくる



「僕の歩く道」
「もう半分終わっちゃったからね」とわたしが言ったらオットが「ええっ!?ほんとに?」と軽くショックを受けていた。
そうして「テルはどうなるんだろうねえ」と聞くので「どうなるんだろうねえ」とテルくんの様にオウム返し。



そんなこんなの第6話。
テルくんは「結婚」という言葉は理解してもその内容というか、定義というかそんなようなものはやっぱりわかってなかった。
オカアサンに「そういうものなの」と言われてもわからないよね。
でも、オカアサンもそういうしかないよね。



よくコドモが小さい頃「どうして空は青いの?」とか「はっぱは緑なの?」とか聞かれたら「そういうものなの」って答えないでちゃんと一緒に考えましょう、みたいなことを言われたけど余裕のない時は結局、「そういうものなの」って言ってたことを思い出しましたよ。



よくわからないから、家が遠くなってもごく自然にいままでと同じようにミヤコちゃんに会いに行く。
でも、行ってみたら何か違う。
なにかいままでと違う空気みたいなものを感じたんだね。



カワハラさんは微妙に(勘弁してよ)みたいな顔してるし・・・
ミヤコちゃんにはミヤコちゃんの生活時間があるから、ずっとテルくんにかまってもいられないし。



「わたしはカワハラさん約束したの」って言った口調もほんの若干強め。
テルくんはその言葉が引っかかったんじゃないかな?
「カワハラさんと」ってところに・・・よくわからないけど。



でも案外ミヤコちゃんの結婚生活はスムーズで(っていうか今から大荒れじゃどうしようもないけどね)、なんかこのままこの2人はすんなり行っちゃうのかなあ?
ミヤコちゃんの幸せは願っているけど・・・不倫はなんだったんだ?っていまだにちょっと思っちゃうな。



今回はミヤコちゃんの結婚で揺れてるテルくんをそれぞれ複雑な思いで見守る家族と、テルくんの進歩とにがい過去を結びつけるコガさんのストーリー。



ミヤコちゃんと自分の関係性に変化を感じたテルくんはこだわりが強くなったらしい。
ウガイを繰り返したり、すっと玄関のドアを開けられなかったり、夜電気を点けたり消したり・・・
なにが気になってテルくんにそうさせるんだろうなあ・・・



オカアサンが、テルくんの一挙手一投足を気が気じゃない雰囲気で見てる気持はよくわかる。
オヤは多かれ少なかれそんな気持でコドモを見守ることがあるから・・・どんな環境であっても。



オニイチャンはなにかとテルくんが人に迷惑をかけてるんじゃないか?と心配する。
ちょっと体面を気にしすぎなんじゃない?と受け取れないこともない。
でもそれはきっと、オニイチャンがテルくんとともに生きてきたなかで、培った気持なんだと思う。



オニイチャンがすぐそんな風に考えてしまうことを責められやしない。
きっと今までにいろんなことがいっぱいいっぱいあって、まず第一にそれを考えるようになったんだ。



リナちゃんはほんとに優しいコ。
テルオニイチャンのこともオカアサンのこともいつも心配して、ちょっとした変化にもすぐ気づく。
でもオカアサンが「ミヤコちゃんにはミヤコちゃんの人生があるから」っていう言葉を聞くと(わたしにだってそうじゃない?)って思っちゃう。



オカアサンが自分のことをないがしろにしてるわけじゃないことはちゃんとわかってるけど、でもなんだか複雑な気持。
自分の人生を行きたいって思ってるけど、やっぱりテルオニイチャンのこともオカアサンもことも心配。
リナちゃんがいることでどれだけオカアサンが癒されてることか・・・



アニヨメは基本悪い人間じゃないとは思うが、今はまだコウタロウくんの成績と、自分に火の粉がかかってこないようにってことで頭がいっぱい。
だからまだその目は節穴。



アニ夫婦がいずれはテルくんを施設にいれるつもりなのを「それはひどいだろう」とは誰も言えない。
オオタケ家の内情に深く関わってテルくんの面倒を最後までみる、という人間でもない限り口出しできる問題ではない。



でもオニイチャンもそれですっきり気持が固まっているようでもないし・・
テルくんの今もとっても大事だけど、将来のことを考えると家族の気持は複雑だろうなあ・・・



コガさんがオクサンと電話で話してる場面、電話の向こうから叫ぶ声が聞こえた。
以前、自閉症のオトコのコのドキュメントをみた時に、あのような声を聞いた。
(大変だなあ・・・)と思う以外、どうすることもできないことだった。



コガさんが自分のムスコに背を向けようとしてオクサンと鉢合わせした時の、あの表情がなんとも言えなかった。
きっと逃げた自分を心の中でずっと責めていたんだろうなあと思う。



だから同じ自閉症のテルくんをみてるのが辛くて、見たくなくて。

なんだかテルくんにはそっけなく接してしまう。
でも、少しずついろんなことが出来るようになっていくテルくんを見ていると自分の息子にもこんな可能性があったのかも、なんて思うとまた辛くなる。



ハシベさんがなにげなく潜ませていた伏線にまたやられましたよ。
テルくんの家庭環境の一部としか考えていなかったオトウサンの死。
あれだけ「オトウサンは死にました」と普通に言っていたテルくんが実は「死」の概念を捉えていなかったとは・・・・



そしてラストで無邪気ともいえる口調で「いつ戻ってくるのかなあ」とテルくんに言わせるとは・・・
それをコガさんにぐいっと突きつけるとは・・・



コガさん、そりゃあ、泣いちゃうよね。
そして見ているこっちだって平気でなんていられないよね。



ほんとにハシベさんには参るよ。
もう完全に物語に引き込まれているから、伏線とかなんとかまったく考えていないところへ、いきなりグサっと胸をつきさすようなセリフをテルくんに言わせるんだもんなあ・・・
いきなり涙腺を刺激してくるもんなあ・・・



テルくんはいつ「こんなところで油を売ってはいけないよ」っていう言葉を覚えたのかなあ?
「こっちのセリフだ」っていうのもいつか使うのかな?



ミヤコちゃんは手紙でテルくんと約束をした。
ミヤコちゃんが自分と約束してくれたことがすごくうれしかったんだね、テルくん。
先週ラストの笑顔と違って心からうれしそう、よかった・・・




またなんだか来週も一波乱、二波乱ありそうね。
決しておおげさでなく、淡々とそういう波乱を描いていくのがこのシリーズ。
でもだからこそ、胸に染みいるものが多いドラマなんだと思うなあ・・・



静かに来週を待ちます。



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