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2012年05月02日(水) 37歳研修医と大女優



剛くんのお芝居をみるとたびたび思うことがあるのだけれど。
やっぱり表情だけで観客の気持ちを揺り動かすのって、すごいことなんだよなあ・・・って。



いまさら・・だけど。
いつもそう思うし、ゆうべも。



剛くんのファンであるせいか、そういうことを当たり前のように享受しているのだけれど。
言うまでもなく、それってすごく難しい技術なんだろうな・・と思う。



もちろん剛くんに限らず俳優さんは皆やってることだけど。
残念ながら、いまいち伝わってこない方も数多く・・・
(ふ〜〜む・・このひとは、今この時なにを思っているのやら・・・)とこちらに推察させるのが精一杯の人も・・・



きっとこれこれこういう気持ちを表現しようとしているのだろうなあ・・・とは思うのだけれど。
しかし、残念ながらどうも伝わってこないな・・・ってこともしばしば。



でも剛くんは見せてくれる。
揺れ動く感情を。
言葉にならない思いを。




江波さん(羽山さんか・・)の病室のシーンは圧巻でしたね。
江波さんがもちろん素晴らしいのと、物言わぬ剛くん(無言ではないけど)
紺野先生の気持ちの動きをす〜〜っとこちら側に伝えてくれる。



見終わったあと、ふ〜っと息を吐いてしまうほどのめり込んでみていましたよ。
いいもの見せてもらったな・・・って感じで。



前回が心臓にガツンっとくるようなインパクトのある回だったけど、今回はじんわりとしみてくる回。
紺野先生が静かに静かに成長していく回でした。



紺野先生が静かに大きくなっていきながら、自分でも意識せず、周りの人をちょっとずつ動かしている回でした。
人って、事ほど左様に感化されるものなのだね。
いいにしろ悪いにしろ。



どんなタイミングでどういう人とどんな風に関わったかで、人間って変わっていくものだもんね。
大きな変化か、ほんのちょっとした変化かは、その時その時でちがうけどね。



バス停で自殺未遂した女の子の手をとって言った言葉が深かった。
あれは20代前半の研修医がいうより37歳の研修医が言うことで、より深みが増すんだと思うな・・・



なんかいいドラマだったなあ〜って見終わったあと静かに思った。
心がちょっと豊かになったような気がした。



そういえば、「任侠〜」でも江波さんと共演したっけね。
あの時は鋭い眼光で「くそババア」なんて言ってたのにね。
そういうこと見ている間に彷彿とさせるのかな?って思ったけど、一切思わなかった。



それほど見事にあの病室には、37歳の研修医と余命短い大女優がいるだけだったね。
まるで、同じ部屋の中でみているような錯覚もあったよ。



ほんとは前回があれほどシビアで重くて、そしてとてもよい出来の内容だったから、今週ちょっとハズしちゃったらどうしよう・・なんて思ってたところもあるんだけど。



今週見て、なんかもう心配いらないかな・・って思った。
来週もきっと安心して見ていられるような気がするよ。



今日はこれからちょっとばかり忙しいので、この辺で。
連休中は更新もお休みしますね。
皆さんもGWを楽しんで!


あんず |MAIL