どうも私は普通の人が歩くであろう道とは少しずれた所を行っているように思える。別に数奇な運命を生きているわけではない。それでも「どうして私はこうなるのか??」と感じることが時折ある。結局私は少数派と言われる方に属する人間のようだ。
先日弟が同僚の女性と結婚した。さて別にここまではどうってことのない話。とは言っても5歳年の離れている弟に先を越される姉というのも…この時点でもう少数派になるのかも知れないが(苦笑)。さて、彼は結構歳の離れた嫁さんをもらった。その歳の差11歳。よって彼女と私は16歳の年齢差ということになる。話に聞くと彼女のお母さんは随分と早婚だったそうで。そんなお母さんの年齢を聞いて私は愕然とした。なんと私と6歳しか違わないのだ。どう?義妹よりその母親と同年代の姉なんてそうはいないでしょ?しかしさすがの私もこれには凹んだ…。 私の友人は未だに独身でいる連中が比較的多くいる(←これを類は友を呼ぶ、と言うのだろう)。なので弟に先を越された者も中にはいるわけで。彼女達の一人があっけらかんと言った。「私だって同じじゃない♪」…いやいや貴方とは微妙に違うのですよ。貴方の弟さんが結婚した時は貴方だってまだ20代だったでしょう。そしてそのままその流れで現在に至っているわけで…嫁さんだってもう免疫ができているわけですよ。でもウチの場合はいきなり亭主になる男の実家に私がデーンと構えているわけで…まともな神経の持ち主だったら大抵はビビるで!
私は自覚のない人間なので何だかんだ言っていても独身でいることを余り後悔したことはなかった。しかし今回だけは少し後悔した。弟に非常に申し訳ないと思ったのだ(笑)。披露宴を秋頃行いと本人達は希望しているが、あるものならその時にレンタルハズバンドでも借りたいよ(笑)。先方の親族に対して弟が何となく肩身の狭い思いをするんでないかぇ。「今の人はもう結婚しなくてもねぇ〜。」などと理解を示すようなことを口では言っていても、それはあくまでも建前の話。本音のところはまだまだ未婚者は半人前という考えが払拭しきれていないのだ。特に年配の人達の間ではね。結婚有無の選択の自由が職業選択の自由のような至極当然の概念になるまで、少なくともあと50年はかかるであろう。
彼女は2〜3回私達の家の方に遊びに来た。ジェネレーションギャップを感じるのではないかと最初は心配したが、幸いなことに彼女も酒豪であった(笑)。酒飲みは酒を介せばすぐ打ち解けるもので、まぁこれは酒飲みの唯一の特権かもしれない。 弟が彼女に言う、私の部屋が面白いから見せてもらえと。彼の言う“面白い”とは私の部屋が竜也ワールドになっていることを指しているわけなのだが、私はまだ自分の部屋を彼女に披露していない。結局毎回はぐらかしている。弟よ、これを私が小姑根性を出して意地悪をしていると取ったら心外だ。これは少数派の私が少しでも一般的な姉さんを演じてお前に恥をかかせないように(?)してやろうという姉の慈悲からきているのだ。まだまだ先は長い。慌てることはないのだ。化けの皮はゆっくりと剥がしていけばいい。
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まだ4月に入っていないので表紙を一番上にして、本日早速竜也くんの卓上カレンダーを会社のデスクに飾った。正直少し勇気を必要としたし、はっきり言って浮いている…。でも真面目に仕事せなきゃアカン!と決意も新たに出発できた(笑)。
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