☆雑誌☆
●「Duet」1998年4月号〜青い卒業式。〜
卒業式を数日後に控えた頃のもの。 写真はアップで笑っているものが1枚あるが、前髪をかき上げたようになっているので額の線がとても綺麗。後は友人5人と一緒に写っているものが2枚ほどあり、その1枚は、これは「愛と青春の旅立ち」のつもりなんでしょうかねぇ…帽子ではなく制服の上着を皆で空高く投げています…。この写真の竜也くんは目を瞑って天を仰ぎ気持ち良さそうに笑っている。いい表情だ。当然のことと言えば当然なのだが、この中で竜也くんは別格だ。このグループで街中を歩いていれば誰だって竜也くんに目が行くことでしょう…。
内容は卒業を控え上京前の揺れ動く竜也くんの気持ち。秩父での15年間は竜也くんにとってかけがえのない日々だったことは言うまでもないが、特に中学校の3年間は「ぼくの宝物です!」と言っている。もうこの3年間で生涯の友人を作ってしまったようだ。こんなところにも竜也くんの背負った“運命”というものが取って見れる。 この取材中も約20分間色々と皆で暴れ続けたようで…。すっかり遊び疲れて座り込んだ時の竜也くんの一言。 「みんな、進学、就職は地元だって聞いて、安心したんだ。前さ、渋谷を歩いている茶髪の高校生を見ると、みんなで“かっこいいな”って言っていたろー?秩父の高校生とは違うっていうか、ちょっと大人っぽい雰囲気に憧れたっていうか。でもみんながガラッと変わっちゃうのはさみしい。秩父に残ってくれて良かった。ボクが帰ったときに、みんなが以前と変わっていないっていうのが、いちばんうれしいことだからさ」と、ちょっとしんみり。 でも、渋谷の高校生って、千葉県人と埼玉県人が多いぞ(笑)。
●「明星」1998年4月号〜おとこ道中、第一歩。〜
ドラマ「愛しすぎなくてよかった」の盛岡ロケを取材したもの。バンカラ高校生の姿で雪の中でバンザイをしながら飛んでいるのでしょうか…?この笑顔はどちらかと言えばひょうきんなものでお世辞にも美しいとは言えません(汗)。 打って変わって、同じくバンカラで学生帽を目深に被りマントを羽織った上半身の写真はカッコイイっ!!目線を真横に向け、口元は理知的に結んでいる。私は思わずこれを携帯の待受け用に撮ってしまいました…。 共演者のりょうさんと握手をしている写真もある。「こんなカッコした高校生、本当にいたんですか〜?」と竜也くん。いたみたいだよ、さすがに私もこの頃の時代のことはわからないけどね。
東北新幹線から盛岡駅に降り立った竜也くん。「寒いぃぃぃぃ」と叫び声を上げ暴れる。「秩父の寒さとぜんぜん違う。いったい何ですか〜」と初めて経験する東北の寒さにビビる。…わかるよ、その気持ち。私も北の冬の寒さをナメて出張に行き、そこでビビりまくったことがあるよ…。
さて撮影に入る。衣装に着替え出番を待つ。ストーブにもあたらず、現場の隅でブツブツと台詞を暗唱している。 「いつも監督さんに怒られてばかりなんですよ」と緊張気味だそう。この前の雑誌でもこんなこと言っていたから、本当にこのドラマの撮影では監督に怒られっ放しだったのだろう(笑)。 そして旅立っていく姉を橋の上で見送るシーンがスタート。突然「竜也、そこから動くんじゃね〜って言ってるだろっ!」と監督が怒鳴る。竜也くんは「はいっ。」と再び撮影がスタート。今度は「何度言ったらわかるんだ。セリフにリズムがないんだよ」とまた檄が…。その後監督から繰り返し繰り返し注意を受けている竜也くんの顔はくちびるを真一文字に結んでいたらしい…。ちょっとかわいそう…。 でも竜也くんは怒られて萎縮するタイプではなさそうなので、怒りがいがあるのだと思う。恐らくどんな監督にも負けず嫌いな性格を見抜かれ、それでこういうことになるのではないかと…。打てば響くのだ、竜也くんは。
そのまま撮影は夜まで続き、気温は氷点下7度まで下がる。下駄を履いているので裸足の竜也くんの足は真っ赤に変色した。そして足の感覚がなくなった時に撮影は終了。またまたかわいそう…。 それでも竜也くんは「ドラマは楽しいです。…(中略)…もっともっといろんな役を経験して“大物”役者になりたい」と一言。性根が座っていた…。
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