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■ ウィスキーの芳香
ライブがメインの ジャズバーで
それに伴う 私のグラスは
フォアローゼス ブラック。
2人並んで座った 革張りのソファ
私の右膝と理事長の左膝が 常に触れ合う距離
私の右手は 常に理事長の足の付け根に沿わされ
理事長の右腕は 私の両肩のラインを抱き
その掌が 私の左肩を緩く包む。
その光景は 誰が見ても
ウィスキーの芳香が包む 一人の精悍な男の
女としてだけ
私がそこに存在していることを
言葉無くして 如実に語るのです。
あ、今までので一番好みかも…
そのグラスの中身は、
口当たりの柔らかい どちらかと言うと
丸い 言い換えれば
優等生のような風味が 特徴ですから
そして無論、理事長が好きな味だろう
ということを考慮しての
私のチョイス ですから
外すワケ ありません。(苦笑)
ホテルで落ち合って
共にベッドを過ごした直後に
私たちは 私が持参した
3種類のミニボトル入りのウィスキーを
テイスティングしました。
・サントリー山崎
・マッカラン
・ボウモア
夕方から 互いにウィスキーを
しかもロックで3杯づつ空け
それから軽く 食事をして
ジャズ に身を任せながら
また別の銘柄の ウィスキーを愛でる。
それ故に
この 2人の京都は
紅葉映ゆる 秋風の乾いた香り
理事長のつけた 香水の香り
京都駅で最後に飲んだ コーヒーの香り
それの どれでもなく
馨しき 透明の琥珀
ウィスキーの香り それだけに起因して
思い出される
そういう記憶に なりました。
ちなみに 朝を迎えたホテルの部屋で 私たちは近くのコンビニで買い求めた サントリーの余市を飲んでいたりします。(笑)
そのことは
京都から帰った翌日の夜
私が自室で空けた バランタインの芳香が
私の記憶をフラッシュバックさせた という事実に
如実に証明されるもので あるのです。
2008年12月02日(火)
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