* たいよう暦*
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人気のなくなった斎場で、ぽつりぽつりと言葉をかわしました。
思っていたより気丈にふるまっていた友人は、言葉をかわすといろんな思いがその内にあふれていて、それを聞いていると胸がつまってきて、ただ、ぽつりぽつりと続く言葉を聞くぐらいしかできなかった。 こういう時に、かけるべき言葉はほんとうにみつからない。 でも、以前「なにができるだろう」と思っていたときに「ただ、そばにいるだけでいい」と言われた言葉を思い出して、言葉は出てこなかったけれど、その場にいました。
「ふと、このセレモニーはほんとに必要なんんかなあ、って思った。もっと静かに送る方法もあるんやないかって」 と話していた言葉が心に残った。
うまくいえないけれど、本人のためもあるし、これから生きていく人のためでもあるような気がする。
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