* たいよう暦*
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「ここは中国か!」 と、思う瞬間がある。 新しい家からの朝の通勤時。 駅に近づくにつれ、どんどん自転車が増えてきて、気づけば10〜20数台の流れの中にいる。 みんな同じ方向にむいて似たような速度で、一群となって走っている。 道路だって、「車の通るところ」というよりは「車は通らせてもらっているところ」。 自転車が大きな顔して、ど真ん中を突っ走っている。 横断歩道じゃないところを、車の途切れ目にすいすい自転車も人も渡る。 ごく当たり前の顔をして。
「ここの習慣」が、とっても新鮮でおもしろい。 私の通いなれた駅では、自転車が一群になってたどりつくことなんてなかったし、道路は横断歩道しか渡れなかった。
私も当たり前の顔をして、ちょっと「ここの習慣」をまねてみる。 「おもしろい」なんてことを思っていることを微塵も感じさせない顔をして。 まねっこまねっこ。 それがいつか本物になるんだろうな。 それがここに「住む」ってことなんだろうな。
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