きなこ日記
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晴れて気持ちがいいお天気です。こんな日に外で遊べない子供たちがかわいそうです。
図書館戦争シリーズの第4作目「革命」を読み終えました。何度読んでもおもしろいし、身につまされる部分もある作品だと思います。巻末の対談で、児玉清さんのお名前があることが切ないです。有意義で読み応えのある対談でした。本文中でも触れられていますが、何かを損なおうという悪意よりも怖い善意が存在すると言うこと、それはあらがいがたい力を持っていて、我と我が身をしっかりと持っていないと辛くなってしまうと言うこと…。 新聞投書などで、福島の子供たちが可哀想だと書いてくる方がいますが、その気持ちは、当事者からすると(というか私からすると)、居心地の悪いものです。大変ねー、可哀想ねー、と本人の意識しない立場として、こっちは安全な地域にいるのよ、と見おろしている気配があるのです。これもまたあらがいがたく反論しにくい善意というものではないかと感じるのです。
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