さくらの、雫

ずっと曇天続きの関東地方でございます。
今日も今日とて……。
雨粒は落ちてきていないものの、今にも泣きだしそうな、空。
あ、でもなあ……。
買い物、行かないと、なあ……。
と。
重い重い腰を上げながら（ホント、家ラヴ族で、外でたくないんです！）。
降りだしてこないうちに、と。
マイD-SNAP（さくらちゃん4号）のイアホンを耳にセットして。
チャリンコで、GO!


私の住む処。
地名に“桜”という漢字が使われているのだけれど。
やっぱりとても桜が多い処で。
いつも買い物に行くイ○ンへの道に。
200メートルくらい桜並木が続いているのね。
で、今年のさくらはいつもより遅かったせいか。
今、まさに散り時なのです。
角を曲がって。
その桜並木に踏み込んだ途端。
ホント。
本当に、ね。
セカイがまるで違う！
ヒトも車も。
もちろん行き交っているのだけれど。
時の流れがそこの空間だけ現実セカイと異なっている！
んで。
ちょうどその時、耳に流れてきた曲が、元ちとせさんの「春のかたみ」
曲の雰囲気と雫石のように舞い散るさくらの花びらと……。
ぎりぎりまで薄い灰色の空。
なんだか。
ぶわ〜って。
涙が込み上げてきて、視界がぼやけてしまって、困りました。