とにかく、驚いた。 たまげた。 ひっくりかえった。 のけぞった。 ……なんて言葉、どれが適当なのか、わからないけれど。 ともかく。 あの場は異様な雰囲気だったと思う。 3日。 ワーナーマイカル、レディースデーで、チケットが千円だったので。 これは、これは、と。 元旦に続き、映画を観にいったのですが。 映画タイトルは、
大奥
テレビドラマで人気に火がついて。 それが元で映画化されたという。 あの。 愛憎どろどろ(?)な。 内容(で、あろうと推測していた)。 わたくし、テレビドラマは一度も観たことがナイのだけれど。 この映画。 衣装とセットを観るだけでもお金を払う価値がある、と。 あちらこちらのレヴューを読んで、千円なら観にいってみようかと……。 けれど、本心。 客層はおばさま方ばかりだろう、などと。 ところがそれはとても安易な考え方で。 わたくしの前に並んでいたカップルは、どう見ても中学生。 ラブラブな雰囲気で、お手々ぎゅっとしたまま。 大奥のスクリーンに入っていったし。 席に座って回りを見渡せば。 小中学生を連れたファミリーばかり! 元旦に観た硫黄島からの手紙も。 かなり混雑していたと思ったのに。 それよりもずっと。 空き席ナイってくらい。 今日は混んでていて。 単独で見に来ている(で、あろう)人は、どうみてもわたくしくらい。 後はも、ファミリー、ファミリー、ファミリー。 だ・ら・け。
映画そのものは。 もっとどろどろした内容なのかと思いきや。 いやはや。 ぞんがいの面白さに、つい引き込まれてしまった、刹那の時。 色とりどりの衣装と。 お金かけてんなー、なんて不埒な事を考えてしまうくらい良くできていたセット。 それは予想外にお得な気分にさせてもらったのだけれど。 そこはそれ。 お約束な場面もチラッ、ホラッ。 わたくしの両隣、どちらもお子さまが座っていたので。 こ、こんな場面を見せてしまってもいいのかよ!? などと。 いらぬお節介心がむんむーん。 うーん。 わたくし。 普通の親、セケン枠を当ててみると。 自身、大きくはみ出ていると思っていたのに。 今日。 それは大きな間違いであったと痛感する始末。 すげーなー。 子どもが成長した今でも。 やっぱり大奥はファミリーでは観にこられないなー、自分。 まだまだ、だぁ……。
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