言葉を選ぶ、ということが、キモチではわかっているけれど、かなり難しいのだ、ということを。 あらためて。 忙しい、を。 口癖に。 時間がない、を。 言い訳に。 そんなことを重ねて重ねて焼いたところで。 わたし、そのものは。 透き通っていかないし。 ただ放ってしまうばかりの時を。 流しているだけのこと。 残された時間は限られているのに。 それはやっぱりもったいないな、なんて。 ひとりでこころにグーを作りながら。 まずはまずは手を伸ばす、つま先を向ける、瞳を向ける。 誰にではなく。 わたしがわたしを守るため。 今から……。
|