天を眺めていた 今にも泣きそうな 銀のシャドーを塗っている アタシは窓の前 膝を抱えて、じっと、動きもせず、 飽きもせず 哀しみ色の額を 今のアタシに重ねていた 消えてしまおうか 消えてしまいたい 恋占いのように、 キモチをひとつ、ふたつ、 ちぎって流す 美しい言葉を胸に灯したいのに その灯はいくらライターを近づけても ちっとも 橙を咲かせない 美しく、生きていきたいのに 蒸発してしまいたい、アタシ 必要ない、 アタシなんて、いらない と 自身に投げつける、醜いコトノハ 天はなにも変わらず ただじっと、 色の流れを待つばかり
  
このところ、いつも。 調子悪いな、って書いているような気がするな。 確かに。 調子が悪いのだけれど。 そのせいで。 仕事も全て、辞めてしまわなくっちゃいけないほど。 調子、悪いのだけれど……。 癌って、そんなに悪い病気なのかな? それよりも。 キモチの方が、やられることが、アタシには辛い。 明日がみえないことが、シンドイ。 そしてなにより。 消えたがっているジブンが、 支えてくれるカゾクに申し訳なくて、 いたたまれない。 キモチってさ。 姿勢のありようで変わるの? アタシにはわからない。 シャンとすれば。 まっすぐに道を歩いていけられるのかな? 1歩も進めないアタシ。 後戻りもできない、アタシ。 やりなおしなんてできない。 やりなおしなんて、できないんだよ。 あのトキ、ああいうふうにしていたら、だなんて。 考えたってムダなこと。 なのに。 そんなことばかり、数えてる。
優しさで、くるまれるのを。 望んでいるのに、わざわざ拒むアタシ。 屈折してるなあ……。
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