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年を明けて想うこと


寒中お見舞い申し上げます







今年、初めての、日記。
2010年。
アタシの中で、アタシのテーマカラーは。
ずっと「灰桜」だったのだけれど。
今年は少し趣向を変えて。
「東雲色」に。


年末年始と体調がすぐれず。
ほとんどを布団の中。
ずっと寝ていてもかえって頭痛や関節痛に襲われ。
起きていても寝ていても辛い日々。


でも。
それでも、と。
考えた。
病があろうがなかろうが。
先はもう見えている。





思へばこの世は常の住み家にあらず
草葉に置く白露、水に宿る月よりなほあやし
金谷に花を詠じ、榮花は先立つて無常の風に誘はるる
南楼の月を弄ぶ輩も 月に先立つて有為の雲にかくれり
人間五十年、化天のうちを比ぶれば、夢幻の如くなり
一度生を享け、滅せぬもののあるべきか
これを菩提の種と思ひ定めざらんは、口惜しかりき次第ぞ









熊谷 直実によれば。
アタシはもう十分に、生きた。
おまけの時間を。
ありがたく、ありがたく。
無意に過ごさぬよう。
そう……。
ありたいな。


暁を迎える頃、という意味合いで。
今年を「東雲色」、と。
この色を迎えた朝は、ぜったいに悪天候にならない、と。
ムカシ、祖母がよく言っていた、
から。


うん。
今年は良い年になるよう。
願いを込めて……。









2010年01月13日(水)




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