初めて遭遇した時は。 叫ぶ、声、も。 でなかった、という……。 本当に驚くと。 ぎゃ〜〜〜、とか。 わぁ〜〜〜、とか。 も、そんな叫び声さえ上げられないってこと。 身をもって知りました。
大きさは、アタシの手の平一回り小さいくらいの。 虫、と認識するにはデカすぎるヤツ。 ゴキですら。 へろへろしながらようやく、と。 やっつけているのに、こんな大きな蜘蛛。 ああ、どうしよ〜〜〜〜。
そそくさと。 退治対策を調べるためパソパソ。 それが。 見かけのグロさに反比例して。 どうもこの蜘蛛は。 ゴキを退治(好む?)益虫の。 アシダカグモという種類らしい。 ゴキがいるから、この蜘蛛も。 住み着くのだそうで。 この蜘蛛がいれば、一ヶ月もすればゴキの姿を見なくなるという。 どうやら頼もしいヤツらしい。 そいえば。 ここ数日。 ゴキの姿を見ていないと思い直し。 それは。 季節の移ろいのせいだと思っていたのだけれど。 もしかして。 この蜘蛛が我が家に来たから見かけなくなったのかも? と。 しかも、この蜘蛛は巣を作らないし、非常に清潔好きな生き物らしい。 うん。 怖いけど。 うん。 ぶるぶるするけれど。 ゴキをやっつけてくれるなら。 うん。 共生しようと。 そうだ。 名前をつければ。 名前をつければ、まるで。 友達のような。 家族のような。 アタシの思考はてんぱって。 何だか妙な方向へ……。 で、パッと頭に浮かんだ名前が。
トメ子
なんでそんなへんてこな名前なのか。 アタシにもわからないけれど。 も、トメ子が。 刻まれてしまい。 うん。 トメ子です。
名前をつければ。 こうやって近くで写真を撮れるほど……。 でも。 やっぱ。 コワイよ〜〜〜〜  グロイので。 虫の嫌いな方はこれ以上。 スクロールしないで下さいね。
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