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とんでもないことに


寒いので。
明け方一度起きて、オイルヒーターのスイッチをいれて。
そして、また、寝る。
で、起きる頃にはそこはかとなく温まった部屋。
これを繰り返している。
今日も、同じ。
ところが。
起きてみると、めっちゃ寒い部屋。
あれ? オイルヒーターに触ってみると、冷たい。
寝ぼけてて、スイッチ入れ忘れたのかなー、なんて呑気に。
でも見ると、スイッチは「入り」の状態になっている。
そして、部屋の中が臭い。
ここまできて、ハッとコンセントを見る。
築53年、一度も変えられたことのない(だろうと思う)それ。
しかも、ここ10年、無人の部屋だったこのアパート。







笑えない状況







コンセント。
笑えない状況になっていた。
一瞬、頭の中、真っ白。
真っ白なのは、昨夜から降り出した雪、だけではなく。
アタシの思考。
部屋の灯りは付くので、ブレーカーが落ちたわけではない。
それってますます怖い状況。
まだアパートの仲介業者も営業時間ではないし。
どうしよう? と考えて、ハッとコンセントを抜いた。
ブレーカーが落ちていないのだから、と一杯分のお湯を沸かし、インスタントだけれどコーヒーを飲む。
引っ越してきた時、裸電球しか付かなくて、それを変えてもらった業者さんの連絡先を調べ、9:30分の、仲介業者が電話に出るのを待つ。
案の定、仲介業者はこちらの切羽詰まった状況に気付くことなく、折り返し電話すると言ったきりかかってこない。
これは自分でやるしかないな、と。
業者さんへ連絡を入れ、状況を話し、今日の今日で来てもらうのは難しいとは思ったけれど、頼み込んでみる。
そうしたら、丁度この近辺に工事があって、その前に見に来てくれることに。
火事にならなかったことが不思議だと、見に来てくれた業者さんが言った。
奇跡的だ、と。
カラカラ天気ではなく、雪が降って湿度があったからなのか。
コンセントは中の電線まで焼け焦げていて、アタシは本当に火事にならなくて良かったと安堵のため息をついた。
焼けた原因は特定できないのだそうだけど、確実に古すぎた、と言えますね、業者さんは笑った。
そこだけ真っ白になった新しいコンセントが、他のどこよりも目立つので、これからはちゃんと注意をはらって下さいね、と言われているような気がする。


思わぬ失費にまたため息をついたのだけれど。
おさるもすももも。そしてご近所さんも巻き込むことなく、少々痛い出費で終わって良かった。
もっている。
今年はきっと運がよいのだ。
そんな風に考えて、今はまたこうしてPCに向かえることをありがたく思う。
ってなわけで、妙に高揚してしまった今日。
サイトの小説。
「初恋Rainbow」vol.14をupしました。
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2012年01月24日(火)




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