
カメラ、嫌い。 別にヤな思い出があるわけではナイと思うのに。 ずっとこっちを見てたから。 それじゃ、ってレンズを向けたとたん、視線を外す。 「ヤだってゆってるじゃん」って。 その目が訴える。 本当に。 カメラにも全然触れていなくて。 も、バッテリー切れ起こしていたほど。 夏の風景へ流れていくことはできなかったので、それは仕方ないけれど。 涼しくなってきたら、歩いてもいいかも。 ってか。 ここ、ぐるりと見渡しても自然って無い。 びっくりするほど街中。 秋の花を撮るにはどこかへ出かけなきゃ。 けどどこへも行けない。 アタシが一番わかってる。 ま、でも。 ビルでも空でも、この古〜いアパートでもいいのかな。
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